アクア・SK8 ライフ -19ページ目

続続続アクスケの世にも奇妙なお話

慣れないことに母親達も緊張していてきっと気付かなかったのだろう、と勝手に自分のなかでそう解釈した。


俺は確に見たのだ。今でもはっきり覚えている。



そんな感じで初日を過ごした。


入院したとはいえ体調は一向に良くならず、40度近い高熱も相変わらず続いていた。


したがって、初日の事はよく覚えていない。




今思えばそれで良かったのかもしれない。



そして入院二日目を迎える事になる。


点滴が効いているのか、熱もいくらか下がり、具合いもだいぶ良くなってきたようだ。


トイレも楽に行けるようになった。


なんとか一人で出歩けるほどになって、顔を洗ったり、歯を磨いたりしたのを覚えている。


しかし下腹部の痛みは続いている。


しばらくすると看護婦さんが来て、熱て脈拍を計りにやってきた。


そして症状の説明をされた。


下痢をしているという事から食事をせず、口にする物は水のみにしてくださいと言われた。


原因が解らない為様子をみようという事らしい。


食欲はなかったのでなんとも思わなかった。



精神的にも余裕が出てきたのだろう。周りの状況が把握出来てきた。


自分のいる病室には自分以外に60近い男性が二人の、合計3名入室していた。



一人は物静かなオジイさんといった感じだ。


もう一人は自分のベッドの隣にいるオジさんだが、なんだか騒がしかった。


奥さんが御見舞いに来ていたようだ。


会話が聞こえるのだか、
「いいんだよッ」
「うるせえなッ」
「ほっとけよ」と、

聴こえるのは強気な発言ばかりだった。


御見舞いに来ていた奥さんが可哀想にも思えた。


かなりの亭主関白なようだ。



しばらくすると彼女、母親の順に見舞いに来てくれた。


笑顔も出せるようになり、少しは安心させられたのだろうか。


この日は早めに帰ってしまった。


夕方位には煙草を吸いに行けるまでになった。


煙草は特に止められていなかったし、煙草位吸わないと時間の潰しようがなかった。


とにかく暇だった。


ひたすらベッドで横になっていた。


いつのまにか寝てしまったようで気付くと夜になっていた。


7月の始め頃という事もあり、それなりに暑かった。


院内には冷房が効いていたが、室内はそれほど効いていなかった。


入り口は閉められ蒸し暑かったのを覚えている。


とりあえず煙草を吸いに部屋を出た。


喫煙所でしばらく涼み、部屋に戻ってまた眠りについた。


そして、ここから想像もしない出来事が始まっていくのだった。




つづく・・・

続続アクスケの世にも奇妙なお話

深夜に運びこまれ一騒動を起こし、一躍有名患者の仲間入りを果たしたかどうかはさておき、




その特別な部屋でどれだけの時間を過ごしたのだろうか。

そう長くはなかったと思う。


気が付くとすでに別の部屋に移動していた。


そこは一般的な相部屋の病室だった。自分の他に二人の男性がいた。


私の体には点滴の管が付いていた。


ぐっすり寝ていたのだろうか、あまり良く覚えていない。


気が付いた時それが夜だったのか、朝だったのか、病室のベッドの横には母親がいた。


そして、

病名は今のところ原因不明、

入院手続きを済ませた事、

付き添いで来てくれた彼女、家族も、とりあえず帰りまた明日来るとの旨を告げられた。


相変わらず熱も下がらず意識も朦朧としていた。


次に気付いた時には辺りも明るくなっていた。


彼女に起こされたのか、ベッドの横には彼女が来てくれていた。


彼女の事だからきっと心配して、朝一で来てくれたのではないだろうか。


しばらくすると看護婦さんが来てくれた。


熱を計るのと点滴と、具合を見に来たようだ。


そして簡単な挨拶をされ、自分を担当する看護婦さんである事が分かった。


具合を聞かれたのだか、熱はともかく、とにかく下腹部が痛い。


トイレ行こうにもフラッフラなのだ。おまけに点滴のついた器具も転がして行かなければいけない。


一度、急に催してきてトイレに向かう途中、倒れそうになっているところを看護婦さんに保護された。


「どうなされました?」

トイレに行きたいと伝えると、一緒に着いてきてくれた。


車椅子用のカーテンで仕切られた個室トイレに案内されたのだが、そろそろ限界が・・・


点滴の管が身体にからみ付きどうにもならない。


慌てて看護婦さんも助けてくれていたが、


もう限界


急いで『サッ』とズボンを下ろす自分


それを見て慌てて『シャーッ』とカーテンを閉める看護婦さん


その間約一秒・・・


なんとか間に合ったが、激しい下痢だ。


(しかし、また見られちまった。今度は向かい合ってモロに・・・ )



初日は激しい腹痛とトイレに苦しめられた。


看護婦さんからは、トイレに行きたくなったらナースコールを押す様にと注意を促された。


少し落ち着いた頃に母親が来た。


着替や入院生活に必要な物を持って来てくれた。


俺と彼女と母親の3人になったが、俺には話す元気もなく


彼女と母親が話しているのをただ聞いていた。


あまり変に心配させたくないという気持ちと、せっかく来てくれたのだからという思いから、何か話そうとした。


「そう言えば昨日、オレが救急車に乗るときに、近くで誰か人が見てたでしょ? 3人位居たと思うけど・・・」


彼女と母親が目を合わせ、不思議そうにオレの方を見てこう言った。


『私達以外、誰も居なかったわよ・・・。』


「え!? 知らないオジさん見てたけど・・・。」


『変なこと言わないでよ~。誰も居なかったわよ。深夜だったから心配で辺り見回したけど、誰も見てる人なんて居なかったわよ。』


と笑いながら流された。


おかしいな。

確にメガネかけた知らないオジさん見たんだけど・・・。


マンションの上階から見下ろす多数の人影も・・・





つづく・・・

続アクスケの世にも奇妙なお話

続きですがそれほど怖くないかも、って事でタイトル変えました。


それでは続きスタートです。



『精密検査』

まずはレントゲンを撮るというのでレントゲン室へ。


この時体調はピークを迎え最悪な気分。とにかく何もしたくない、動きたくない。意識も更に朦朧としてました。


高熱からの寒さで震えながら車椅子に乗せられ、レントゲン室に到着。


機械の前まで運ばれ、立ち上がり胸を機械に押し当てて下さいとの事。


しょうがなく立ち上がると・・・


何かが聞こえる・・・!?

誰かが叫んでいる。


「大丈夫ですか~?」

更に耳元で

「大丈夫ですか~?」


なんと、レントゲンの機械の前で立ち上がると同時に意識を失い倒れたようだ。そして痙攣を起こしていたという。


ゆっくり目を開けるとレントゲン室の天井が見えた。


そして辺りは騒がしい。

「大丈夫ですか~?」

「先生呼んできて!」

と看護婦さんが叫んでいる。


自分に起きたことがさっぱり分からず呆然としていると、


病院内の看護婦さんが勢揃いしたんではないかという位、多数の看護婦さんに囲まれている。


しかも揃いも揃って、おばちゃんばかり。


入り口全開になっているレントゲン室の前を、タイミング良く様子を見に来た母親。
(゜ロ゜)

さぞやびっくりさせてしまった事だろう。


あわてて看護婦さんが入り口を閉めたらしい。


「大丈夫ですか? アクスケさん。しっかりしてください。」


自分は倒れたのかと状況が掴めてくると、何やら別の言葉が飛び交った。


『失禁です!患者さん失禁してます。』


えっ!? 失禁!? なんじゃソレ? 何言ってんだろ?


少し間をおいて変な臭いと共にケツの辺りがほんわか温かい。


( ̄▽ ̄;) ウ、ウンコちびっとる。


やっちまったのか、俺は。
痙攣の力みで出ちまったのか!?と思っているのも束の間、


俺を囲んでいる多数のおばちゃん看護婦さん達は、事実確認の為に何も出来ない無抵抗のオレをひっくりかえし、ケツにある筈の物を視認した。


そして、またオレを仰向けにひっくり返した。


すると、おばちゃん看護婦さん達の中でも一番偉いであろう一人が

「紙オムツ用意して!」


えっ!? まさかココで!?


看護婦さん達はやる気満々。

なんとも素早い紙オムツのご到着。


覚悟を決める間もなく、一人のおばちゃん看護婦さんの手が、ズボンとパンツを一気に掴む。


何も出来ない俺は仰向けのまま、なすがままされるがままに、


こうなったら『ええい、いったれ!』と


明るいレントゲン室で、アクスケの大事な部分丸出しにされ、


そこに集まる20を越えるババアの瞳が囲んでいる。(@_@)


オレの大事な部分はと言うと、体調の悪さも手伝ってか申し訳なさそうに、頭を垂れている。
( ̄▽ ̄;)


ケツをフキフキされ、大事な部分を持ち上げられ隅々まで丁寧にフキフキして下さいました。


そして紙オムツを穿かされ、今度は別の部屋へ移動。


そこは看護婦さん達の居る部屋とガラス一枚で隣り合わせになった部屋。


何かあった時の為か、いつでも様子を見れる様になっている。


いったいこれ以上なにがあるというのだろうか。


身体には、なにやら機械と体を結ぶ電気の線があちこちに付けられていた。


そんなこんなで、人生初となる、入院が決まった。


この不気味な病院での入院生活の始まりが・・・





続く・・・