新築工事で自己破産しました | 一級建築士 増山大

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不動産投資業界33年の一級建築士。アパート設計200棟、賃貸住宅管理2000棟の経験から、あなたを幸せに導きます。

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横田@増山です

先日
マイホームを建てている医者の友人Aが

    「工務店を途中変更することにしたが
  ホントにホントに大変です、、」

お金の面、物理的な面、精神的な面で
相当大変な思いをされているそうだ

同様な話で

 「新築アパート工事途中で
   工務店がサジを投げてしまい
   自己破産しそうになった」

という不動産投資家の友人Bもいた

AもBも一歩間違えたら
人生が狂ってしまうだろう

最近このテの話をよく聞くので

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このような事態を回避するには?
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についてコメントしたい

ポイントは2つ

1  工務店選び
2  お金の支払い方


まず

1 工務店選び 

誤解を恐れずに言うと

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世の中の全工務店が自転車が操業だ
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え?
と思ったかもしれない

理由
・支払いが先
・回収があと

例えば
・木材やコンクリートなど建設資材の購入
・職人への工賃支払

は先にお金が出ていく

一方、
施主からお金を回収するのは
工事完了時、一番最後だ

工事期間は6か月から1年、
へたすれば2年先までだ

その間、工務店は自前の資金で
工事完了させなければならない

資金ショートする可能性が
まあまあ、あるのは明白だ
(そこは経営者の手腕次第)

施主が被る被害として

資金ショート=工事ストップ

ストップすれば
工事現場が途中でほったらかしになる

建築が完成していない土地は
ガラクタ置き場と化す

引き継ぐ工務店探しも
容易ではない

つまりあなたは新築工事では

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どの工務店を選んでも
 倒産リスクを忘れてはいけない
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工務店の財務体質を見極めるしかないのだが
100%完全な見極めは超難しい

そこで

2  お金の支払い方

が非常に重要になるわけだ

工務店としては倒産リスクを下げるために
施主に

先払い

を求める

着手金1/3 
中間金1/3 
完了時1/3 

という感じだ

ここで超重要なのは

「出来高を超えた支払いは
 絶対に避けろ」

工務店が言ってくる

着手金1/3 先払い ←要注意
中間金1/3 出来高払い
完了時1/3 出来高払い

となるので

着手金 100万円
中間金 2/3ー100万円
完了時 1/3ー3%

としよう

着手金詐欺も
アルアルなので
注意が必要だ

完了時 1/3ー3%

の3%は
完了時の残工事、ダメ工事の分だ

お金を支払ってしまうと
工務店は急にやる気が無くなるので
3%留保するのは防止策だ

※写真はユーミンのコンサート🎵