去年の夏、昼下がりの西新宿。
僕は中央公園近くの交差点にいた。
信号待ちしていると目の前に
賃貸仲介店があるではないか。
店頭に張られた賃貸物件のチラシ。
うん、なかなか良さげな物件が
あるじゃないか。
たまたま店頭に出てきた営業マン。
「どのくらいの広さをお探しですか?」
ネームプレートに「海藤」
元気な海藤くんの声につられてついつい
「50平米で20万、ありますかね?」
と心の声がリアルに出てしまった。
しまった、
中に入らなければならなく
なっちゃったな、、、
促されるまま椅子に座る。
最近、新宿で賃貸物件を探している。
新宿に引っ越すからだ。
「三つほど今から案内してもらえる?」
敢えてフランクに、しかし
営業マンとして機動力があるか?
を試してみた。
「はい、これとこれと、、、
あ、あとこれなんか、おススメですよ」
海藤くんは手際よくマイソクを印刷し
カウンターに並べた。
僕は店頭に貼ってある目立って広めだが
かなり家賃がこなれている物件を指差し
「これ、何でこんなに安いの?」
「あ、それはオーナーさんが海外に居るから、
最近の相場とか、わかってないから割安なんですよ」
ははーん、なるほど。
最近、都内は家賃が上がっているのを
知らないオーナーが、
同じ値付けで募集してるんだな、、、
それにしても海藤くん。
よくいる賃貸仲介営業マンにはない、
テキパキさ、回答の速さが
なかなか好感が持てた。
かいとうくん、
「では今からこれら三つ、
案内してもらえる?」
「はい、わかりました。
では行きましょう。」
海藤くんと出会ってわずか5分後に
僕は海藤くんと内見に向かっていた。
移動するタクシーで僕は
海藤くんに聞いた。
「この仕事、長いの?」
「はい、三年です。」
「今の店に三年?」
「はい。」
「ずっと不動産?」
「いえ、転職しました。」
「前職は?」
「はい、マスコミです。
でも先細りで、、、」
「へー、もしかしてTV?」
「はい、ネット社会で
TVなんか見られてないし。」
「確かに!
ウチもTVない。全部iPad。」
「そーなんですよ。
だから転職を。」
「なぜ不動産?」
「稼げるからです。」
「へー、賃貸仲介、稼げるんだ。」
「はい、繁忙期なんか凄い騒ぎっす。」
「へー、、、」
「あ、あと不動産やってると
化け物のように金持ちに合います。
すごく刺激的です。」
「へー、例えば?」
「この前、5億の戸建を実物見ないで
地図だけみて買った人がいました。」
「へー、どっかの社長さんとか。」
「はい、そうです。」
この話から言えること。
そしてあなたに伝えたいことが
二つある。
一昔前の花形商売はやがて斜陽になる。
マスコミ、テレビはネットに代わった。
さらにその傾向は増すだろう。
不動産はお金が動く。いつの時代も。
だからお金を動かしたかったら、
不動産の近くにいるべきだ。
僕のビジネスマインドにも
大変参考になった海藤くんとのやりとり。
あなたにもそれをシェアしたくなり
これを書いてみた。
ではまた。
一級建築士 増山大
こちらをクリックして増山大と友達に
なって2大プレゼントを受け取る!
【無料プレゼント その1】
■物件を見極める現地調査チェックリスト
【無料プレゼント その2】
■素人でも見抜ける耐震偽装を防ぐ方法