★もんじゅ、設計超える危機想定を 敦賀で課題検討委初会合 | きじとら☆茶とら+はちわれ

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もんじゅ、設計超える危機想定を 敦賀で課題検討委初会合

(2011年5月31日午前8時17分)

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowermonjuresume/28391.html

日本原子力研究開発機構は30日、東京電力福島第1原発事故を受け、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の安全上の課題を検証する「シビアアクシデント(過酷事故)対応等検討委員会」の初会合を同市の国際原子力情報・研修センターで開いた。全ての電源を失った際の炉心冷却をめぐり、もんじゅ固有のナトリウムの自然循環により冷却できるとするだけでなく、設計を超える危機を想定して対応すべきだとの厳しい指摘が出た。

 委員会は、県の要請を受けて設置した。リスクマネジメントや機械工学、原子炉基礎工学が専門の大学教授ら5人で構成。もんじゅの耐震安全性の評価結果や、津波に襲われた場合の炉心冷却検討方針について、原子力機構から説明を受けた。

 冷却材にナトリウムを使っているもんじゅは全電源を失った場合、ナトリウムの特性を生かして自然循環の空気冷却で炉心を冷やす仕組み。委員からは「自然循環で冷やすことができるという考え方を変えた方がいい。蒸気発生器が健全なのが前提となる。どういう状態になると危機になるのかを示すべきだ」「自然循環の仕組みに見落としはないのか」との意見が出た。

 原子力機構側は「ナトリウムが固まるなど、さまざまなパターンで考えていく。運転の手順上、自然循環を止めることはできない」とした。

 委員会後、文部科学省の森山善範審議官は「検討するスケジュールは設けていない。十分安全確認はできていると思っているが、第3者の目で再確認してもらう」と説明した。

 もんじゅの今後の試運転の日程をめぐっては、文科省の笹木竜三副大臣が29日、過酷事故の検証が前提となると指摘し、原子力機構が年度内を予定していた40%出力確認試験の開始は遅れると示唆している。




「もんじゅ」30トンふた撤去始まる 落下装置引き抜き準備

http://sankei.jp.msn.com/science/news/110530/scn11053011400000-n1.htm

高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で昨年8月に原子炉容器内に落下し、 運転再開の妨げになっている燃料交換用の炉内中継装置の引き抜きに向け、 日本原子力研究開発機構は30日、中継装置の上部にあるふた「ドアバルブ」 (重さ約30トン)の撤去作業を始めた。

同機構は、ドアバルブなど上部の部品を撤去した後、中継装置を引き抜くための 専用器具をつけ、6月中旬をめどに引き抜くことにしている。