再臨界が無かったというのは良いニュースですが本当かなあ?
3号機坑道と4号機地下、汚染水の水位上昇 福島第一
http://www.asahi.com/national/update/0420/TKY201104200594.html
東京電力は20日、放射能汚染水がたまっている福島第一原発3号機の坑道と、4号機のタービン建屋地下の水位が少しずつ上がっていると発表した。一方、高濃度の放射能汚染水がたまっている2号機の坑道の水位は、同日午前7時の時点で、24時間前より1センチ下がった。集中廃棄物処理施設に、水210トンを移送した効果とみられる。
3号機の坑道は、20日午前7時の時点で地表まであと108センチ。今まで1日に1センチずつ上昇していたが、19~20日には一気に3センチ上がった。4号機のタービン建屋地下のたまり水の水位も、前日より5センチ高くなった。いずれも3号機のタービン建屋と地下でつながっている可能性がある。
3号機の坑道、4号機のタービン建屋のたまり水はいずれも、海に流出し、汚染する可能性がある。あふれるまではまだ1カ月ほど余裕があるとみているが、東電は高濃度汚染水用の仮設タンクか、集中廃棄物処理施設への移送を検討している。
6号機でもタービン建屋の内部に600~700トンのたまり水が見つかり、緊急措置として復水器へ100トンを移し替えた。
東京電力は20日、1~3号機の原子炉建屋内を遠隔操作ロボットが撮影した動画を公開した。はしごが吹っ飛んだり、がれきが散乱したりしている場所もあった。
放射性塩素38「検出せず」、東電が訂正
(2011年4月20日21時46分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110420-OYT1T00882.htm
東京電力は20日、先月25日に福島第一原子力発電所の1号機タービン建屋地下の
汚染水から見つかったとした放射性塩素38について、再分析したところ
検出できなかったと当初の発表を訂正した。
塩素38については、燃料の再臨界が起こった根拠と指摘する専門家もいたが、
再臨界を示す他の放射性物質は見つかっていなかった。
東電は、分析のプログラムミスが判明し、再評価を進めていた。
福島原発「水棺」1号機で開始 窒素注入と並行作業
2011年4月20日 16時01分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011042090160112.html
福島第1原発の事故で、東京電力が原子炉格納容器内を水で満たす「水棺(すいかん)」作業を1号機で既に開始していることが、分かった。水棺は原子炉の安定的冷却のために重要な作業。水素爆発を防ぐための窒素注入と並行して実施している。
東電が17日に発表した事故の収束に向けた工程表では、1号機は第1段階として3カ月後までに水棺を完了し、原子炉を安定的に冷却させる。その後の3~6カ月で原子炉を100度未満の「冷温停止状態」にする計画だ。
1号機は格納容器の圧力が2、3号機より高く、東電は気密性が比較的保たれているとみて容器内への窒素注入を7日から開始。20日朝までに8500立方メートルを注入した。当初の予定では6千立方メートルを入れた時点で容器内圧力が1気圧上がると想定したが、実際には0・4気圧ほどの上昇にとどまり、その後低下している。東電や経済産業省原子力安全・保安院は、容器が冷えて容器内の水蒸気が収縮していることが原因とみる一方、「どこからか空気が抜けているのでは」との見方もある。
水棺による注水量は不明だが、関係者によると水漏れはほとんど確認されていない。燃料棒の上端部まで格納容器内の水位を上げる方針。ただ、水位が上がると空気が抜けている部分から水が漏れ出す可能性もあり、容器の状態を監視している。水素はほぼ抜けたとみられるが、安全のため当分の間、窒素注入は続ける。
復旧作業では、2号機の立て坑にある高濃度汚染水を集中廃棄物処理施設に移す作業を20日も継続。立て坑の水位は19日午後7時から20日午前7時までに1センチ下がった。
(中日新聞)