福島第一原発の事故について | きじとら☆茶とら+はちわれ

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※不妊治療は限定記事にしています。

一週間前に地震が起こってから、被災地の被害の大きさにも驚いて心が痛みましたが、次に耳に入ってきた原発の事故のニュースが気になって当初からずっとネットやCNNで経緯を追っていました。


政府もテレビに出てくる御用学者もずっと安全安全といい続けていますが、現実はもう危機的状況です。

国民、特に福島周辺の住民に説明しておかなくてはいけない最悪の事態にはまったく触れていません。

海外ではチェルノブイリかそれ以上の自体になると報道されています。

核燃料の量がチェルノブイリよりはるかに多くて、しかもチェルノブイリでは使われていなかったプルトニウム(三号機はプルサーマル)があるため、チェルノブイリ以上の災害になることが考えられます。



チェルノブイリは一機だけの事故でしたが、福島第一原発は六機あります。

これまで世界でこれだけの数が同時に危険な状態になったことはなくて未知の領域とCNNでは言っていました。


昨日から自衛隊や警察の方が被曝覚悟で放水作業をされていますが、まさに焼け石に水です。

使用済み核燃料は三年は冷水で冷やして保管しないといけないので、このまま自衛隊員が交代で放水作業を続けるのは現実的ではありません。

送電の修理をしているのでそれが成功するのにかけての時間稼ぎです。


一機でも水蒸気爆発を起せば、今でも高濃度で被曝するので以降は誰も近寄れず、原子炉の水蒸気爆発と使用済み核燃料の再臨界を待つだけになります。


今の時点からでも政府は非難の範囲を広げて(100キロ圏内は必須のはず.チェルノブイリでは当初30キロで後で300キロに範囲が拡大されました)、最悪の事態が起こった場合に備えないといけないのに(旧ソ連がやったような石棺作り、日本では決死隊を募るのは難しいので実現はどうかと思いますが・・・)相変わらず範囲も広げない状態。


放射線量もレントゲンなどと比較して安全と言っていますが、一時間の被曝量と年間に許容される被曝量とくらべているので完全に誤魔化しです。

(一時間の被曝量と比べる場合は×24時間×365日で計算しないと誤り)


とにかく、もう今日か明日にでも最悪の事態になっても不思議では無いです。

福島から100キロ圏内の人は、可能なら出来るだけ原発から離れたところに避難したほうがいいです。


二号機の電源が復旧したようですが電源が通じでも配管が壊れていたら意味がありませんし、他の一機が駄目になったら終わりです。


政府は多分パニックを恐れて最後の最後まで非常事態宣言は出さないと思われるので。




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(共同通信) 2011年3月16日(水)12:12


 15日に撮影された白煙を上げる東京電力福島第1原発3号機(左)。中央奥は4号機(東京電力提供)