説明よりも安心を先に
私の母は介護施設に入所しています。
今朝、その施設から母のことで電話がありました。
電話の内容は、
母が朝方ベッドから頭から転落したが、
大事には至らず、本人も痛いところはないと言っている。
ただ、微熱があるため、
注意して様子を観察していく
とのこと。
なのですが、
電話をくれた男性職員は、
「あのですね、早朝の4時ごろ、
どうしてそうなったのかわからないのですが、
アタマが足の方になっていて寝相が悪かったのか
よくわからないのですが、転落していたんです...アタマから..」
そう話す職員さんの声がとても暗く、
説明も長くて、
私は電話口で心臓がバクバクしてしまいました。
「えっ…母に何か重大なことが起きたのでは…?」
と不安が募るばかり。
今日は面会に行けないと伝えると、
「あ〜来られないんですね…わかりました」と、
さらに沈んだ声。
電話を切ったあと、
やっぱり母の顔を見たいと思い直し、
面会希望の電話をかけ直しました。
でも、微熱があるため面会はできないとのこと。
その代わり、母と電話を代わってもらい、
直接話すことができました。
「ベッドから落ちちゃってさ~」と
元気そうな母の声を聞いて、
ようやくホッと安心できました。
実は私も介護福祉士として働いていて、
入所者さんが転倒・転落されたときに
ご家族へ連絡することがあります。
以前、状況を長々と説明したあとに
「大事には至っていません」と伝えたら、
ご家族から
「何事かと思った…大丈夫ならいいんです」と
言われたことがありました。
それ以来、
私は「結論から伝える」ことを心がけています。
今日の出来事は、
改めてその大切さを教えてくれました。
介護をする側としては、
責められないように…と
つい状況から話してしまいがちです。
でも、家族が一番知りたいのは
「大丈夫なのかどうか」。
その安心を、まず届けることが何より大切なのだと、
今日の体験で深く感じました。
これからも、結論から伝えることを忘れずに、
優しさと誠実さを持ってご家族と向き合っていきたいと思います。
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