介護の現場で、私が忘れかけていたもの
昨日の記事では、
問題行動を繰り返す入居者さんに対して、
私は毅然と本音を伝えたというお話をしました。
今日はその続きです。
Tさんの問題行動の裏に、
何があるのか?
Tさんは、なぜ、いつも
怒りのような態度を見せるようになったのか。
もしかしたら、
Tさんはずっと感じていたのかもしれません。
私を含め、接している職員たちの態度に
「お世話してやってる」という空気を。
優しい顔をしながらも、
どこかに「してあげている」という
態度が漂っていたのかもしれない。
それを、Tさんは敏感に感じ取っていたのではないか。
だからこそ、うまく言葉にできずに
にらみつけたり、
テーブルを叩いたりする行動に
つながったのかもしれません。
それが繰り返され、
いつしか「問題行動」と呼ばれるようになった。
これは、認知症の勉強の中で学びます。
私も認知症の勉強をしていますし、
他の職員たちも学んでいます。
でも、日々の忙しさの中で、
大切なことを
忘れかけていたのかもしれません。
形となって表れたものだけに視点を置き、
どうしてそうなったかを見ていなかった。
と気付きました。
昨日、私はTさんの目を見て、
真正面から「イヤです」と伝えました。
これは、
介護をする側の介護福祉士としてではなく
ひとりの人間として言いました。
その瞬間、Tさんの“無意識さん”に届いた。
そして、Tさんの無意識さんが今度は、
私の“無意識さん”に教えてくれたのかもしれません。
「あなたは、上から(目線で)接していたのでは?」と。
「対等さ」とは、
どちらかの「イヤ」が尊重されて、
どちらかの「イヤ」が軽くなるものではなくて、
どちらの「イヤ」も、同じように尊重されること。
それが本当の“対等”なのだと、感じました。
介護の現場で、日々起こる小さなやりとりの中に、
人としての尊厳や、心の声が隠れている。
私はどれだけ肌で感じることが出来るだろうか?
昨日の出来事は、
日々の忙しさに流されている自分に
Tさんの無意識さんがくれた
やさしいメッセージだったのかもしれません。
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