罪悪感の向こうに見えた気づき
離婚して数年が経ったころ。
息子はまだ小学生で、
なるべく土日休みで、定時に終われる
事務の仕事をしていました。
そんな日々の中で、
私はある男性に「恋心」を抱きました。
歳も近く、背がスラっと高くて、
やさしい笑顔が印象的な、ステキな人。
アタマが良くて、話し方も穏やかで、
ただ挨拶を交わすだけで
ドキドキしてしまう![]()
目が合うと、うれしくなる。
そんな毎日でした![]()
離婚したとき、
「もう人を好きになることなんてないんだろうな...」
と思っていた私にとって、
心が躍るような感情は、
うれしくもありました。
彼は既婚者でした。
でも私は、
「出会えただけで感謝だわ〜」と
思っていました。
今でいう「推し活」に近いのかもしれません。
ただ見ているだけで、
心があたたかくなるような存在。
今思えば、
あの片思いが私に教えてくれたことがあります。
私は、夫の浮気が原因で離婚しました。
そのときは、
「結婚している人を好きになるなんて信じられない!」
「私は何も悪くない。間違っているのはあの人たちだ」
と、正しさだけを振りかざしていました。
「人の夫に手を出すなんて、泥棒だわ」
そう思っていた私が、
数年後、既婚者に恋をした。
何も起こらず、片思いで終わりましたが、
もし彼から誘われていたら、
私は断らなかったと思います。
うまく言えないけれど、
「人を好きになるのに理由なんてないんだな…」
と感じました。
浮気をした夫も、その相手も、
きっといろんな思いがあったのだろうと、
想像できる気がしました。
私が彼を好きになったときに
抱いた、あの罪悪感のように。
人が生きていく中で、
「○○しちゃダメ」
「△△なんてとんでもない」
と思っていることって、
もしかしたら、
自分で勝手に決めたルールなのかもしれません。
今の私は、
「○○しないに越したことはないけど、
○○になったからって、絶対ダメとは限らない」
そんな緩さを持てるようになりました。
誰かを好きになる気持ちが、
自分の中の「正しさ」を少しずつ溶かしてくれた。
そんな経験でした。
最後まで
お読みいただきありがとうございます^^
「○○しちゃダメ」と思い込んでいませんか?
「こうあるべき」
「○○しちゃダメ」
そんな“自分ルール”が、知らずに
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