私は施設で働く 

介護福祉士です。

 

私が介護の仕事を始めたのは、

12年前の2011年。

 

そう、

東日本大震災があった春でした。

 

初めて介護という仕事を

戸惑いながらも、

何とか出来る気がしていました。

 

でも、精神的に辛いと

感じることも何度かありました。

 

それは、

オムツを変える時の臭いでも、

身体介助の時の身体への

負担ではありません。

 

利用者やその家族から言われる

心無いと私が感じた

言葉や態度でした。

 

その頃私は、

「こんなことを感じてはいけない。」

「私の接し方が悪かったのだ。」

と自分が悪いと思い込んでいました。

 

そんな時、

新聞の中のコラムを見つけました。

 

それは香山リカさんという

精神科医の書いたコラムでした。

 

そこには、

「介護士や、看護師、

ボランティアのような

優しい志を持っている人たち程、

利用者や家族、被災者からの

心無い言葉に傷ついてしまう。

カウンセリングが必要だ」


という内容だった。

 

私はそれを

読み救われた気がしました。

 

「あ~利用者や

家族の態度に腹を立てたり、

辛いと思ってもいいんだ!」

と強く感じ、

涙を流したのを

今でも覚えています。

 

そして、私はそのことをすっかりを忘れ、

仕事をしていました。

 

でも、NLP(神経言語プログラミング)

を学び思い出したのです。

 

私は、介護福祉士が天職だと

気付き働いていたけど、

いつか介護などの仕事をする人の

カウンセリングをしてみたい。

 

本当の心の奥にある優しい気持ち、

「志し」を思い出して欲しいと

思い始めています。

 

道標のような....感じ。

ポラリスみたいな…

 

今は、遠い希望だけど

出来なくもないかも( *´艸`)

と思っている私です。