Bond 14 | watermelon

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鈴木拡樹君を愛してやまない管理人のブログです。
年に数回、拡樹くんの観劇ができるように日々お仕事頑張ってます。
最近は娘の影響でBTSのジョングクくんの笑顔と透明感のある声に惹かれてます。

彼が発見されて5日。


呼吸器もはずれ、体を起こすこともできるようになっていた。
来週からは食事も始められそうだ、そう思った時・・・






「ここは・・・どこですか?」





小さな声で彼がそう聞いた。





「ここはアメ『僕は・・・誰ですか?』え?」




当たりを見回しながらそう言う彼にゆっくり近づき、椅子に座ると目線を合わせた。



「こっち見て?これから俺が聞く事、わかることは答えてくれるかな?わからない事はわからないでいいからね。」



そう言うとゆっくり頷いた。



「君の名前教えれくれる?」



俺の言葉に首を横に振る。



「歳はわかる?」



その質問にも首を横に振った。



「君は・・・どこから来たかわかるかな?」



少し考えたが思い出せないらしく、首を横に振る。



「今日は・・・何月何日かわかるかな?」

「ここがどこかわかる?」

「家の住所は?」

「家族は何人?」



何を聞いても首を横に振る彼に







「記憶・・・喪失?」






俺はそう呟いた。






「あの・・・。」



そう声をかける彼は



「僕は・・・


これから・・・




どうしたらいいんですか?」



小さな声でそう聞いた。



「僕は・・・


どうしてここにいるんですか?


どうして何も・・・



何もわからないんですか?」



少しずつ早くなる口調に



「明日、検査してみよう。今日は何も考えずゆっくりやんだ方がいい。」



そう言って点滴に追加する薬を看護師に渡した。



「すみません・・・。よろしくお願いします。」



彼はそう言うと、看護師によって追加された薬、安定剤にゆっくりと目を閉じた。






「明日、この検査するから・・・。」



そう言って眠る彼を見た。






「大丈夫、必ず助けてやるから。」