一番大切なのは? 23 | watermelon

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鈴木拡樹君を愛してやまない管理人のブログです。
年に数回、拡樹くんの観劇ができるように日々お仕事頑張ってます。
最近は娘の影響でBTSのジョングクくんの笑顔と透明感のある声に惹かれてます。

「荒北さん。」 



俺の名前を呼んだ真波に金城から離れ振り返ると 



「俺、部屋で待ってますね。」 



鍵を俺に見せて 



「皆さんお疲れ様でした。荒北さん疲れてると思うからあまり拘束しないでくださいね。」 

「おい、真波。」 

「じゃあ荒北さん後でまた。」 



そのまま背を向けて歩き出した。 



ちょっと・・・



怒ってたよな、あいつ・・・。 



「どういう関係なんだ?荒北。」 



そう聞く金城に 



「・・・後輩。」 



言葉を濁す。 



恋人って紹介するのはなんだか恥ずかしーからよ。 



「靖友は後輩から慕われてるからな。」 

「口は悪いが面倒見はいい。」 



おい、おめーら・・・。 



「それって誉めてんの?」 

「もちろんだ。」 



そう言って俺に抱きつく新開。 



「重いんだよ、デブ。」 

「それも愛情だってわかってるぜ、靖友。」 



ったく・・・



こいつは昔からスキンシップ好きだよな。 



「荒北、久しぶりに会ったんだし飯でもと思っていたんだが・・・。」 



福ちゃんは少し困った顔をした。 



「あー・・・悪ぃ・・・。ほらあいつ部屋でまってから。」 

「真波か?別にいいだろ?」 

「わざわざ練習サボって来たんだ。なんかあったんだろうし。」 



あいつはさっきオフだって言ったけど・・・


この時期にそんな事ある訳ねーからな。 



「新開、またの機会にしよう。大学での大会は高校より多い。会う機会も増える。」 

「寿一・・・。」 

「ごめん、福ちゃん。次は絶対飯行こうぜ?」 

「ああ。」 



そう言って俺の肩をポンと叩く福ちゃん。

 
あー・・・やっぱ福ちゃんといると安心できる。 


また福ちゃんを引いて走りてーなんて・・・


そんな事思っちまうぜ。