一番大切なのは? 22 | watermelon

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鈴木拡樹君を愛してやまない管理人のブログです。
年に数回、拡樹くんの観劇ができるように日々お仕事頑張ってます。
最近は娘の影響でBTSのジョングクくんの笑顔と透明感のある声に惹かれてます。

「ったく・・・半年のブランクってやっぱすげーわ。」 



レースが終った後、俺はそう言って地面に座り込んだ。 



「しょうがないですね。でも野獣の感は戻ってきたんじゃないですか?ラストの追い込み、すごかったですよ。」 



隣でドリンクを差し出しながら真波がそう言った。 



「やっぱ福ちゃんは速えーなー。」 



少し先で新開と笑いながら話す福ちゃんがこのレースの勝者だった。 


金城が2位、新開は5位。 
俺は・・・多分30位以内には入ってるじゃね? 



「荒北、お疲れ。」 

「お、金城。お疲れさん。」 



そう言って差し出された金城の手を取ると立ち上がる。 



「福ちゃんに負けたんだって?」 

「ああ・・・後少しだったんだがな。金城には新開がアシストで着いていた。」 

「やっぱし?あの鬼の引きに1人じゃ・・・かなわねーわな。」 



笑いながらそう言うと 



「お前が早く俺を引いてくれ。」 



金城も笑いながらそう言った。 



「何様だ?おめーは。」 

「これからは福富ではなく俺がお前のエースになろうと思ってな。」 



そう言って俺の肩に手を置いた。 



「言ってくれるじゃん?金城ちゃんよー。」 



ちょうど俺のところに来た新開と福ちゃんに 



「次は負けねーぞ。」 



そう言って金城と肩を組んでみせた。 



「強敵だな、新開。」 

「でも・・・俺もおめさんには負けないぜ?」 



バキューンポーズを俺に向ける新開。 


こいつらとのやり取りは落ち着く。 






だから・・・




忘れてた。 








真波がいた事を。