愛しい人 28 | watermelon

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鈴木拡樹君を愛してやまない管理人のブログです。
年に数回、拡樹くんの観劇ができるように日々お仕事頑張ってます。
最近は娘の影響でBTSのジョングクくんの笑顔と透明感のある声に惹かれてます。

「相変わらず仲がいいんですね。」



案内された個室に入ると、真行寺はそう言って席に着いた。



「適当につまめるものと飲み物を。」



僕はそう言うと真行寺と向かい合う形で席についた。



「俺とギイの事か?」

「皆さんですよ。」



真行寺は僕を見ることなくそう言った。



「ギイ先輩はいつ日本に?」

「戻ったのは今日だ。日本支社を任されることになったんだよ。」

「そうだったんですか。葉山さんはギイ先輩と?」

「ああ。あいつらはずっとあんな感じだ。」



そう答える僕に真行寺は






「新さんは支えるだけ支えて・・・



後はいらないって事ですか。」



そう呟いた。



「真行寺?」

「あれ?赤池先輩知らなかったんですか?ギイ先輩が消えた後、あの2人そういう関係だった事。」


小さく唇の端をあげて笑う真行寺。



「どういう意味だ?」

「俺は新さんから直接聞いてますよ。

1人でいる葉山さんをほっとけないって。

ずっと好きだったって。


部屋を訪ねた時も何度か見ました。

葉山さんの手を握り締めたままベッドに腰掛ける新さんを。


大切なものを守るように新さんは葉山さんのそばにいた。」



自分には関係ない、そういう表情をした真行寺。



「なのに葉山さんはギイ先輩が戻ったらそれでいいんですか?

それとも・・・


新さんともギイ先輩とも?」



まるで馬鹿にしたような話し方に



「真行寺、お前は葉山をそういう奴だと思ってるのか。」



思わず声を荒げた。