secret 12 | watermelon

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鈴木拡樹君を愛してやまない管理人のブログです。
年に数回、拡樹くんの観劇ができるように日々お仕事頑張ってます。
最近は娘の影響でBTSのジョングクくんの笑顔と透明感のある声に惹かれてます。

「何故自転車をおりた。」 

「はあ?」 

「何故おりた。


お前は・・・



まだまだこれから伸びていく才能がある。」 



才能? 



「なに言っちゃってんの?俺にそんなもんあるわけねーだろ。」 



金城の手を振りほどくと 



「才能があるってのは福ちゃんや新開、東堂やお前の事を言うんだろうが。」 



睨みつけるようにしてそう言った。 



「俺は福ちゃんを運ぶためだけに自転車に乗ってたんだよ。他はなんもいらね。


だから福ちゃんを運ぶ仕事が終った今、もう自転車に乗る意味がねーの。わかったら帰れ。」 



まっすぐ俺を見る目。 




嫌いなんだよ、その目・・・。 




福ちゃんと同じ目だ。 


諦めを知らない目。 




俺とは違う。 



「だったら・・・。」 



金城は俺から目をそらすことなく 











「今度は俺を運んでくれないか、荒北。」 



真剣な表情のままそう言った。