secret 6 | watermelon

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鈴木拡樹君を愛してやまない管理人のブログです。
年に数回、拡樹くんの観劇ができるように日々お仕事頑張ってます。
最近は娘の影響でBTSのジョングクくんの笑顔と透明感のある声に惹かれてます。

その日から俺は自転車に乗る事をやめた。 



志望校も静岡の洋南大の工学部にきめた。 


福ちゃんとはまるっきり反対方向の大学に・・・。 



「荒北。お前もう自転車に乗らないってのは本当なのか?」 



新開から聞いたのか、福ちゃんが俺を訪ねてきたのは、部屋から新開を追い出した2日後だった。 



「別に・・・いつまでも乗れるもんじゃねーし。 



っていうかさ福ちゃん、それ福ちゃんになんか関係ないんじゃなーい?」 



笑いながらそう答え福ちゃんの肩に手を置き 



「あの自転車、近いうちに返すわ。」 



福ちゃんにしか聞こえない声でそう言って・・・ 



「じゃあな、福ちゃん。」 



その場を後にした。 



なんでって? 
そんな事聞くなよ。 



福ちゃんに必要とされてねーなら乗る必要ねんだよ。 



求められてもねーのに福ちゃんと同じ道を行くなんて・・・。 



それだけは・・・



できねえんだよ、福ちゃん・・・。 






俺のちっぽけなプライドがそれを許さねんだよ。 




「ちっちぇーなー・・・俺って。」