人魚姫 21 | watermelon

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鈴木拡樹君を愛してやまない管理人のブログです。
年に数回、拡樹くんの観劇ができるように日々お仕事頑張ってます。
最近は娘の影響でBTSのジョングクくんの笑顔と透明感のある声に惹かれてます。

( 葉山。おい、葉山こっちだ。 )



海辺の公園で弁当を広げていた時、聞こえた声に海を除く。



( 三洲? )



海の中から顔を出したのは長女の新だった。



「あいつがお前の人生を狂わせた相手か。」



そう言って三洲は楽しそうに話す2人を見た。



「あのにやけた顔・・・。」

( 何でわかるの?あの人だって。 )

「何でって・・・あいつが崎だから。」



三洲の言葉になるほどと思った託生。





ってそういう理解じゃだめだと思いますよ?三洲さん。



「作者、今は黙ってろ。時間がないんだ。」



すみません・・・。



「お前あいつの心臓をそのナイフで刺す決意はついたのか?」



三洲の言葉に首を横に振る。



「じゃあお前は消えてもいいのか?」



その言葉にも首を横に振る。



「どちらか選ばないとだめなんだぞ?」

( 知ってるよ。でも・・・僕にはあの人を殺す事なんてできないよ。 )

「お前を愛してない相手だぞ?」

( しょうがないよ。僕人間じゃないもん。 )



本物の人間に勝てるわけがない、託生はそう思っていた。



「っていうかあいつは本当にあの男が好きなのか?」



そう言って新が上半身を海面から出し、相楽を見た時・・・。



「あ・・・。」



相楽はそう言うと立ち上がった。



「やばい、見つかった。とにかく葉山。お前は崎の血を浴びて戻って来い。」



そう言って三洲は海の中に消えていった。