土曜日に旦那と一緒にフリースクールの個別の面談?説明会?に行ってきた。
初等部の校長先生が対応してくれた。校長先生と言ってもまだ30代くらいの若い校長先生だった。
「初めにわたしの方から初等部の説明をさせて頂き、その後にお子様のことやわからないことなどをお話頂ければと思います」とパンフレットに沿って、50分位かけて丁寧に説明してくれた。
今、生徒数は14名で3年から6年生が在籍している。全員で一クラスで担任は教員免許と発達心理士の資格を持っている。これは、学年が違う子が同じ教室で学ぶことで上の子は下の子の面倒をみる、また下の子は上の子に教わったり出来、またそれを経験することにより、自分が上の学年になった時に下の子の面倒をみる等の人間関係を学べる、また発達心理士の資格を持つ先生が全員のことを把握するため。
授業については半分に分けて7名で一人の教科担当が教える。個別塾のように教えるので5年であっても理解していなければ3年4年の勉強を遡って教える。もしLDがある場合はその子にあった教材を使って、その子にあった勉強法をする。
それ以外にも調べの時間、自分の興味のあるものを調べる時間。コミュニケーションの時間、相手をおもいやる言葉の使い方を学ぶ時間。英語の時間、週4時間外国人教師による英会話授業。活動の時間、田植えやフリマ、バーベキュー、スキー教室など体験の授業等がある。
本当に細かく説明してくれて、思い入れを感じた。今まで居た子の入学時の話と今現在の様子(夢をかなえる為の高校に進学してたり、公立中学に通って部活では部長として務めるまでになった)を聞いただけでもわたしとしてはかなり希望を感じられた。校長先生は「人間をピラミッドであらわすと一番下の土台=自信、自己肯定感、これが出来ていないと上に勉強でも習い事でも何をやってもこぼれ落ちてしまい成功することが出来ない、だから何より自己肯定感を育てることが大切なんです。うちの学校は生きるために必要な勉強をするところです」と言われた。
次はだいちのことを話した。入学して多動が激しく、ADHDに診断されたこと、投薬のこと、2年生の二次障害のこと4年生の担任の先生とのこと、いじめのこと、現在の様子…校長先生は聞いた後、「そんな状況の中でよく頑張って学校に行っていると思います」と言っていた。
面談の内容はわたしと旦那にとって求めてる教育であり、希望を持てる内容だった。
まずはだいちが見学に行き、体験に行き、新しい場でやろうと思えること。
嫌な思いもしたけど、4年間通った学校に楽しかった思い出もあるだろうし、なかなか新しい学校となると勇気もいる。見学に行くだけでもね。だいちにはわたしたちの気持ちは伝えたし、だいち自身も「見学には行く、でもオレにも心の準備が必要なんだ」と言っていた。待ちますよ~。