花嫁より団子 の記録 | まほろばのdaimal

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特にテーマがあるわけでもなく、自己満足の日記であります。

 延期としていた娘の結婚式がやって来ました。

昨年12月に伊勢市の猿田彦神社に伺い準備を進めていた式は両家親族のみで挙行されます。

 

 梅雨の奔りがごとく重い天候が続き心配していましたが、伊勢に向かう日は晴れ。 前回下見に行けなかった家内を気遣い(?)夫婦そろって奮発したグリーン車の窓から見える日比谷の青空であります。

 

 新横浜を過ぎて、一気に加速する車窓のカラフルな家々をぼーっと眺めていると、

 あっという間に名古屋到着 (居眠りしていたからね)。

 

 憧れのナナちゃんを見るために駅前を散策。 やっと逢えたね。

 

 

 近鉄ビスタカーの二階席を確保。

フランス駐在の時に乗ったTGV以来で少々わくわくの二階席ではありますが、景色の良いのは伊勢市より先なので気分だけ贅沢しました。

 

 午後三時にはホテルチェックインをしたのですが、夫婦そろって昼寝で寝過ごし夕方になってしまい、移動のみというもったいない初日でありました。 因みに夫婦で宿泊旅行なんて何年ぶりだろうか。。。

 

 夜になり、車でやって来た愚息と合流してピザ屋へ。

 

 前菜はサラダなど三品をお願いしてシェア。

 

 ピザも三種類をシェアしたのですが、これが満腹。

お祝いだからと勝手に言い訳をしてビールも沢山頂く。

伊勢らしい夕食ではありませんが、美味しいピザ屋さんでありました。

 

 

 翌日。

 

 衣装合わせや猿田彦神社への事前挨拶 (東京土産を神前にお供えするなど、新婦家の気遣いであります) の日。 その前に、伊勢の訪問が初めての家内を連れて、豊受大神宮(外宮)と皇大神宮(内宮)に詣ります。 外宮のこの参道はとても清々しい気分になれます。

 

 昨年訪問したときには本降りの雨でしたが、今日は快晴。

 

 参拝のあとで外宮参道をうろつき、

 

 お食事処が開くにはちょっとだけ早かったので、開いていたカフェ風のお店で野菜カレーを頂く。 伊勢に来たのだから伊勢うどんだろうと言ってはみたものの、結局カレーであります。

 

 内宮へ車で移動。

平日の昼頃、宇治橋近くの参道は人の波。

 

 宇治橋を渡る。

今日の五十鈴川は静かに透き通っていて目を引きます。

 

 御手洗場にも人が集まり、五十鈴川の清流を泳ぐ小魚を撮影する人々が後を絶ちません。 が、この数秒後にスマフォを川に落として大騒ぎ (知らないお嬢さんです)。 禊ぎが必要なスマフォだったのでございましょう。

 

 ありがちな正宮まえの記念撮影は家内と愚息。

 今回気づいたのですが、石段の敷石には水色の流紋があります。 流紋岩の流紋ではなく、本当に水の流れが石化したような岩です。 ここで妄想タイムでありますが、海を渡りここに鎮座した皇大神宮を山水風に建立したのではないかと。

 

 

 陽射しが強くて暑い!

比較的空いていた五十鈴川カフェで休憩。

今日は運勢の引きがよく、ランチもこの休憩も、我々一行が到着してから混雑が始まります。

 

 少し日焼けしました。

 

 主役の娘とも合流し、久しぶりに一家四人で夕食。

 

 なんだかんだと話をしながら四品の前菜をシェア。

 

 またしてもビールのピッチが速くなっているDaimal氏は写真撮り忘れや、撮ってもピンボケ三昧。 この牡蠣と伊勢アオサのアヒージョが格別に旨かった(がピンボケ)。

 牡蠣と伊勢アオサのアヒージョをお替わりし、トマトサワーに切り替えて、サイコロステーキやリゾット等々お腹いっぱいになるまで食べ続けた花嫁一家の夜は更けていくのでありました。

 

 

 朝が来た。

薄曇りなので、外を巡る行事が多いから暑くならずにちょうどよい。

 

 式自体は午後ですが、皇大神宮へ午前中に参拝するので、観光客が来る前の猿田彦神社にやって来ました。 ちゃんと朝一でお参りする信心深い者は私だけであります。

 

 皇大神宮へ参拝。

見知らぬ紋付き袴の男の横に立つ、脳筋な本仮屋ユイカ似 (親の贔屓目でしかないが) の娘。

 始めは静かなお宮でありましたが、手配したカメラマンと沢山の写真を各所で撮影しているうちに、修学旅行生などが続々と訪れ、 「ホンマもんかいな、可愛えなぁ、こっち向いてくれへんやろか」 とカメラを構える大阪のおばちゃんなどに会釈をしながら行進するのでありました。

 

 

 本宮参拝の後で、神楽殿にてお祓い頂き神楽を拝見しました。 某VIPと同じ時間枠の神楽であったので、幸運にも特別○○神楽 (○○はなんであったか失念) を拝聴する。 特に巫女さんの所作が流れるようで清々しく美しかった。 一時間ほどの特別神楽、正座から立ち上がれなくなる御仁もちらほら居られましたが、Daimalは事前にあんこを借り受けたので問題なく立ち上がったのであります。 

 

 

 「芸能人の気分を垣間見た」 という娘。

高額出資者としては、一安心でありました。

 

猿田彦神社に戻る。

 

 そして両家食事会へ。

伊勢市で有名なフレンチレストランの出張料理。

もはや花嫁より団子でございます。

先ずビールで乾杯し

魚介のカルパッチョになってから、神社より頂いた純米大吟醸に切り替え

メインに至る頃には赤ワインを頂き

猿田彦珈琲店特製コーヒーを頂きながら

デザートを頂きましたとさ。。。

 大変美味しく頂きました!

しつこいのですが、高額出資者としては大満足であります (少し酔った、式の前なのに)。

 

 

 お色直しで猿田彦神社の御神田にて撮影会。

父は既にアルコールで手元が怪しいよ。。。  

 

 親族しか参列していないけれど、花嫁の父がこれを撮影するのかと言われそうなシーンですよね。 このためにミラーレスカメラをメインカメラの代わりに持ち込む。 シャッター音がしないからね。

 

 無事神前での式も執り行われ、記念撮影。

花嫁の右隣で偉そうにしているのが、実は酔っているDaimalであります。

我ながら、いい男でありますなぁ。。。腹回りが。

 

 宿に帰り、愚息まじえて三人で夕食。

「つかれたぁ」 といいながら、しっかりお隣街の名物牛を使ったすき焼き御膳を二人は注文。

 

 今回は食べ過ぎ呑みすぎで別の意味で疲れたDaimalは、釜飯メインのなんとか御膳で大人しい夕食とするのでありました。 (昼の純米大吟醸と赤ワインは美味かったなぁ。。。)

 

 

 東京に帰る朝。

 

電車の時間まで少し余裕があったので、車で帰ろうとする愚息をちょこっと引き留めて市内プチ観光。 

(8月にベンチャーズ来るらしいですよぉ。)

 

 皇大神宮別宮の月讀宮へ詣で、 (写真では左から3番目のお社)

 

皇學館大学近くの倭姫文化の森を訪れて、

 

神宮美術館の庭園を通り、

 

見学する時間が無かったのでガラス越しにちらっと拝見してから、

 

 皇大神宮別宮 倭姫宮に詣でました。

 

鬱蒼とした森の中に浮かぶような宿衛殿を過ぎると

 

 本殿

 

 伊勢駅まで送り届けてもらい、近鉄線で帰路につきます。

 

 デラックスカーは名古屋駅にしずしずと侵入し、

 

 名古屋で再び食事をするも、家内は名古屋名産ではないちらし寿司を選び、

 

広島産牡蠣フライを味噌だれではなく普通のタルタルで頂くDaimalで御座いました。

 

 五月吉日撮影@伊勢

 

 暫くは、大好きな納豆御飯か、たまごかけ御飯で過ごそうと思うのでありました。