盆栽は美的欲求を満たす調度品なんだなと独り言をいってみた。 | まほろばのdaimal

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特にテーマがあるわけでもなく、自己満足の日記であります。

 普段は北東方面の水元公園に自転車散歩しておりますが、毎度では飽きちゃいますので南へ。 中川を南に下り、写真は高砂橋。 ここで中川は左の新中川 (旧中川放水路) と右手の中川に分かれます。 昨日は右の中川土手沿い (遠くにスカイツリーが見える) を下り新小岩まで行きましたが、本日は右の新中川を下り小岩方面に。

 

 

 一時間で行けるところまでという目標。 小岩大橋を通過し、

 

 

 40分ポイントになった京葉道路の一之江橋付近で気になる看板を発見。 盆栽美術館とな。 あぁ、以前にTVで紹介されていた。

 

 

 海外でも有名な、盆栽を育成・展示しているお屋敷。

入館料は大人800円です。

 

 

 所狭しと置かれているお手入れ中の盆栽達。

奥に見える二階建ての長屋風の建物が屋内美術館のようになっています。

因みに二階は内弟子さん達の宿舎だそうです。

 

 

 特別温かな今日の陽射しを浴びて、凝った肩でも休めているかのような黒松の盆栽。 さりげなく、お値段45万円だそうでありますが、良い物は億の値がつく物もあるとか。 バックパックで引っかけないように注意しなくちゃ。。。

 

 

 亡くなった父も数十鉢育てておりましたが、その多くが形見分け的に里親の元に貰われていきました。 当時は私も現役サラリーマンでしたので、とても世話など出来ず致し方なしとしていましたが、ちょいと勿体なかったかな的な感情がよぎります。

 

 美術館内の展示。

これを見て思いました、盆栽は、ある情景の中に置かれて愛でられる、粋で風流な世界を演出する調度品であることを。 ですから、バックヤードで常に丹精された鉢は、季節ごとのテーマやお迎えするお客様に合わせて、粋にしつらえられた場所に置かれるのではないでしょうか。

 

 

 床の間の掛け軸と相まって、白梅の古木が里山の早春情景を演出しています (恐らく)。

 

 

 小さな仏像が飾られた障子に、誘うかのような松の古木。

その先には浄土が広がっている事を起想させる演出か (と勝手な解釈をしてみた)。

 

 

 茶室の盆栽。

掛け軸に白梅の枝が掛かる配置は、書の持つ意味を視覚的に補う演出でありましょうか (勝手な解釈です)。

私的には、鉢を乗せている台が今一つと感じますが、無為徒食者の意見であります。

 

 

 棚上段は、窪んだ石の上にしつらえられた紅梅の古木だそうで、大変貴重なものだとか。

 

 

 父が亡くなる前に気づいていたのなら、育てる盆栽から、生活の中で愛でる実用的調度品として受け継いでいたかもしれません。

 

 新中川左岸の土手に戻る。

家内が仕事でいないので、家に居る母と娘に昼ご飯を買って帰らねばならないので、帰路につく。

因みに。。私はコンビニラーメンが食べたい気分であります。

 

 

 今回の目的の一つ。

新中川左岸土手の自転車通行区分確認。

実は、このまま東京湾方面に向かうと、TDLや葛西臨海公園に直結しています。 高速で突っ走る自転車が増え、江戸川区領内は土手上道は自転車走行禁止 (看板では、自転車は押して通行してくださいとなっている)。 よって土手下の道を走ることになりますが、橋を通過するごとに上り下りや迂回となってしまいます。

 

 

 湾岸までは半分の所ですが、まぁまぁ安全に走れる道が確保出来る事が確認出来ました。 土手下を走ることも、思わぬ光景に出会えるので、ゆっくり走ろうも悪くない物です。 

 

 江戸川区中部に点在する畑を発見。

 

 

 5棟くらいのハウスで栽培されている農家もありました。

 

 

 それでも、だんだんと宅地に変容してきているようです。

手前の農地は、左右を真新しい建物に挟まれており、奥では何か建築中。

 

 

 左側も真新しい建物ですが。。一軒の廃屋を発見 (廃屋じゃなかったらごめんなさい)。

この家、玄関に通じる道がないのであります。 正面は畑で、裏に回ってみましたが別の建物があって道が無い。 よって取り壊しも出来ないじゃあないですか。 なぞであります。

 

 

 本日の行程は、TDLまでの約半分の道のり。

 

 

 もう少し季節が進んだら、TDLか葛西臨海公園に海を見に行こうかと計画しております。

 

2/7撮影@新中川左岸