レンタサイクルで金沢城へ。
35年ほど前の単身旅行では大雪で入れなかった金沢城。
確か当時は金沢大学のキャンパスであったと思います。
旬のツツジに囃されて、白い屋根が浮かび上がります。

白く見える瓦は鉛瓦。 有事の際に弾丸として使用する為だそうで、江戸城にも使われていたようです。 瓦というよりは瓦に似せた鉛板葺きで、木型に合わせて整形しているものだそうです。

石垣。。。色々な刻みマーキングが入った石が使われています。

三十三間長屋。

内部で張りの写真を撮影していると、ボランティアガイドさんに「好きなんでしょう、建物」と突然のささやき。 一階は、二階部分の床張りの関係からまっすぐな梁ですが、二階が素晴らしいから是非見て行けと勧められました。

確かに、建物好きにはたまらない構造の梁です。
曲がったままの木を使った、耐雪加重構造の複雑で美しい木組みに魅了されます。 (曲がった梁はアーチ構造利用で強度を上げている?)

曲がった梁を使っているため、その上に構成される木組み部品は、ひとつひとつのサイズが違う手作り現物合わせ感満載。 これぞ匠の技なんだなぁと感慨。

階段部分を除いて、室内に柱が無い。
よって屋根の棟にかかる雪の重みを支える梁ですが、造る側も必要以上に構造美を楽しんでいるじゃないかと疑う程に、美しい。

以下同文。




レンタサイクル(シェアサイクル)で武家屋敷へ移動。

土壁に囲われた武家屋敷の町並み。

古い建物が残っている場所もありますが、多くの塀の内側は昭和の建物のようです。

ここにも当然のことながら観光客が多数そぞろ歩き。

武家屋敷を一歩外れたところにある昭和木造家屋を改装したアメリカンなお店でホットドック昼食。 金沢カレーが食べたかったのですが、結局カレードック(金沢まで来てホットドックで終了とはね)。

ちょっと雨が降り出しそうな雰囲気。

少々早めにホテルにチェックインし、暫し昼寝(夕寝)。
夕方に起き出して駅前を散策(食料探し)。 駅反対側は人も少なく静かで広い駅前です。 中国の地方都市駅を連想しました。

酒とつまみを買い込んで、今夜はホテルの部屋で一人酒盛りです。
宿泊したホテルは駅前のドーミイン。 観光ホテルではありませんが、14階に天然温泉大浴場(そんなには大きくないが)がありますので、温泉気分。 翌朝朝湯含めて3回楽しませて頂きました。

加賀金沢の巻は以上でございます。
明日(5/1)から中部縦断いたします(っていうほど凄くはない)。
4/30撮影@金沢市