子供の頃は、墓地に咲く葉のない毒々しい紅色の縁起の悪い花と
教えられましたが、実はそんなことはなく「悲願花」とも言われるそうです。

アルカロイドの猛毒を持つ彼岸花。
水に晒すことでその毒を抜き、飢饉のときに食料にしたとか。
そこから悲願花とよばれたとの記述を見つけました。

田圃の畦に植えられたり、墓地に植えられるのは、この毒性を利用
して、土中のモグラなどを寄せ付けないためとも記されています。

今は、葉のない不思議な花は、「綺麗だね」の対象に。

特徴的な長いしべが、魅惑的な女性のマツゲを連想させます。

最近では、白花/黄花/ピンク/斑入りなど、観賞用として沢山の
種類が植えられています。

長いしべは、どんな昆虫を誘惑するのでしょうか。

一面彼岸花で有名な埼玉県高市の巾着田のような景色も幻想的で
圧巻ですが、花壇の強い紅色を添えている小さな株も素敵です。

この彼岸花、強い毒性があること、皆さんもくれぐれも
お忘れ無いように! とくに小さなお子さんは注意ですよ!!
お子さんだど命に関わることもあるそうです。
PS : めんちゃんさん。
枯れゆく彼岸花が写っているショットを追加掲載します。
華やかな後で、枯れていくといった感じが寂しいですね。

9/23撮影@都立水元公園