猫と占いの小部屋 -28ページ目

猫と占いの小部屋

こちらでは主に我が家の黒猫クロピのこと、たまに音楽や小説について書いていきます(ФωФ)ノ
私の専門占術はタロット・西洋占星術・四柱推命ですが、あまり占術については書かないかもしれません。

※この記事を書いたのは29日、翌日の30日に志村けんさんの訃報が届きました。
一ファンとして、信じられない気持ちでいっぱいです。

昨日クロピのお見舞いにきてくれたペットシッターのSちゃんが、「カトちゃんケンちゃん」のDVDを持ってきてくれて、「とんでもない、あたしゃ神様だよ」の名台詞に大笑いしながら涙がにじみました。
志村さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。




猫と暮らしているみなさんも、暮らしていないみなさんも、こんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ


コロナウイルスの全世界的な流行のなか、マスクがない、ウェットティッシュがない、エタノールがない、と不便な生活が続いていますね。


花粉症等で日常的にマスクを必要とし、ウェットティッシュやエタノールもあらゆる消毒作業に必須な私としては、
「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び…」
と、心の中で唱えて沈黙を守ってまいりました。


エタノールはとっくに切れたし、ウェットティッシュも全部で残り6枚なのに、どこにも売っていないのは悲しすぎる…(ノ_<。)


いつもキッチン用・リビング用・猫トイレ用の3種類を購入し、買い置きもそれぞれ1個ずつしてたけど、2月から買い置きはしないで無くなりそうになってから買うようにしていました。
誰もが必要としているのだから。



先日、犬猫用のウェットティッシュのレフィルがなくなり、今ケースに入っているものだけになりました。


ペット用の猫が舐めても大丈夫な除菌剤も、今ボトルに入っている半分のみ。
そろそろ買わなければなりません。


もし、犬猫用のウェットティッシュと除菌剤すら品切れになったら






革命家になってやろうかな?(ならんけど笑)

チェ・ゲバラが好きです






住宅街に住んでいて、周囲に小中高と学校もあるのに、最近は子供たちの声が聞こえない。


ドラッグストアへいけば、いまだに棚の一部が空になっている。
棚の前の張り紙も刻々と内容が変わる。


人通りは少なく、奇妙な感じ。




……非日常を感じる。




仕事の業務内容や、勤務体制が変わったのも私だけではないだろう。


自宅待機や、解雇された人々もおられると思う。


誰もが不自由で、今まで通りの生活ができずにいる。


感染の恐怖を感じている人々も多いだろう。



こんな日々の中で、自分にできることは何か、それを模索しています。



少なくとも自分がコロナウイルスの保菌者にならないよう、正しい知識のもと、手洗い・うがい等を徹底し、徹底しすぎて手がガサガサに荒れ、老婆のようになりました。


私の手は もうすぐ米寿です。
米寿のお祝いは、UCCのゴールドラベル・リッチブレンド400gと…(調子に乗りはじめたので止めますww)



🐱❤️🐱❤️🐱❤️🐱❤️🐱❤️🐱❤️🐱



そんな人間界のことはおかまいなく、愛猫クロピは毎日ご飯を催促し、テリトリーをチェックし、天気の良い日は ひなたぼっこを楽しみ、マイペースに暮らしていたのですが……



そんなクロピに突如として非日常が襲いかかった!!!



トイレを往復しては嘆きの声をあげるクロピ(ФωФ;)


どうした、クロピ?


何があった?!


私の側にきて「ノワノワ」鳴いてるだけじゃわからんよ!


またトイレにいくのか!


ちょっと失礼(尻尾の根元をあげる)


こ、これは……?!!



(続くーー長くなりそうなので(^-^;)



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動物病院でのクロピを初公開。
今回も いろんな愛犬を眺めては興味津々でした(ФωФ)♪
写真は加工していないので、クロピの顔はアップにしてご覧になって下さいね。

猫と暮らしているみなさんも、暮らしていないみなさんも、こんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
今夜はクロピの肝リピドーシス体験記、完結編をお届けします。







翌朝、動物病院へすっ飛んでいった。
倒れて今日で3日目だ。


クロピは力なく「ミャー(おはよう)」と鳴いて起きてきた。
食べ慣れたドライフード少量と、大好きな缶詰を1/2出したら少し食べてくれた。
キャリーバッグに入れるとき、抵抗する力が弱いのが悲しい。


獣医さんが丁寧にクロピの状態をチェックする。
輸液と制吐剤、そして強制給餌。


「自力で食べていますか?」

「少量ですが食べています」

「タンパク質をたくさん摂らせて下さい」

「わかりました。ありがとうございます」


何度も頭を下げて診察室から出た。
獣医さんの声色から、昨日よりクロピの容体は安定しているように感じた。
全く食べないのではなく、自力で食べているところが良かったのだろう。



クロピは生きようとしている。



私は強くそう感じた。


帰宅してクロピの大好きな焼きささみを出してみた。
半分食べてくれた!


病院から帰ると、いつも元気になる。
獣医さんの適切な治療のお陰だ。


その日は食欲が出てきて、マグロの缶詰やドライフードを、以前の半分以上食べることができた。


3日ぶりに小さなウンチもした。
どす黒いものだった。
吐血した分の残りが便に混じっていたのだった。


悪いもの、よけいなものは全部出してしまえばいい!


私は唇を噛んで、その黒いウンチをスコップで取り除いた。


その日のクロピは食べて寝てトイレにいって、私の膝に乗って甘えたりして1日を終えた。


遅い夕食をSちゃんと摂っていると、ふと言われた。
「そういえばクロピ、今日はウンチ垂れてへんな」
「本当だ!下痢、止まってるね」


家に閉じ込めて2日目、ずっと続いていた下痢が治っていた。
肝リピドーシスに気をとられて、そのことに気がつかなかった!


以前の検査の結果では、寄生虫がいるのでもなく、病気でもなく、「何か体に良くないもの(合わないもの?)を日常的に摂っているのではないか?」と判断された。
それで対症療法として整腸剤を毎日与えてきたけれど、効果は全くなかったのに。


ほとんど食べていないのだから、下痢になりようがないというわけではない。
現に形のあるウンチはした。
下痢が止まったのは11ヶ月ぶりのことだった。



通院4日目。
クロピは獣医さんに、いつものように「フーシャー!」言って、獣医さんを喜ばせた。


「だいぶ元気になってきましたね」


前日の食餌と量、黒い便が出たこと、下痢が止まったことを報告すると、獣医さんは『うん、うん』と微笑みながら頷いていた。


輸液と制吐剤は続け、強制給餌はしなかった。
がっつき食いと、それに伴う嘔吐に気をつけるようアドバイスをいただいて帰宅した。


更に体が楽になったのだろう、クロピは部屋のテリトリーチェックを久しぶりに再開した。
「おそとへいく」とも鳴かれた。
出せないので、チラシボールを投げると喜んで追いかけていった。


「食べだしたら元気になってきたな」
チラシボールを作ったSちゃんが笑いかけてきた。
「うん、でも先生が完治したって言ってくれるまで油断できないなぁ」
私がそう答えると、
「心配性やねぇ」と呆れられてしまった。


実際その日は食欲旺盛だった。
ドライフードも缶詰も両方食べて、健康的なウンチを1本して。
遊んで外を眺めて、夜は私とSちゃんの膝に交互に乗って甘えて、自分の寝床でよく眠った。


下痢が治ったのと同時に、クロピは劇的に快方へ向かっていった!


通院5日目。
クロピの体重は3.5kgに戻っていた。
血液検査の結果、全く異常はなかった。
輸液は無し、制吐剤だけ念のために施された。


獣医さんは半分驚きながら「完治しています。回復力の強い子ですね」と告げた。


そこで私は獣医さんに相談するように話をした。
閉じ込めたことで下痢が治ったのを思えば、クロピをもう外へ出すことはできない。
また、今回のように毎日何をどれくらい食べているのか、すぐに把握できないと、この子に何かあったときに対処しきれないことも。


「この子は完全室内飼いにした方がいいと思うんです。
私の家で飼うのか、先にお世話していた方々が飼うのか、帰ってからみなさんと相談します」


「それが一番良いですね」


獣医さんは柔らかな笑みを浮かべながら、そう答えていた。
私が飼い主になるのだと見抜かれていたのかもしれない。



あの涙に暮れた夜から3日後、思いがけない形でクロピの闘病生活は幕を閉じました。


祈りは届いた。
私の、クロピを愛するみなさんの祈りは。


血を吐いて瀕死の状態に陥っても、クロピも私も決してあきらめなかった。
ここで終わりにしたくはなかったから。


今、病気を抱えて生きている動物たちはたくさんいると思います。
それに胸を痛めている飼い主さんも。


「生きたい」という思い、「食べる」という思いがある限り、その子は生き続ける。
たとえ不治の病であっても、飼い主さんの傍で甘えて眠って、そんないつもの今日を過ごしたいと。
それらが「生きる力」なのだと私は思っています。


みなさんも愛する動物たちと、毎日幸せに暮らしていけますように。
陰ながら応援しています。


今回も長い記事になりました。
これらの記事が何らかの参考になればうれしいです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


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今夜のクロピです。
最近は写真撮られるのがストレスになるので、また寝姿ばかり撮っています(^^;

猫と暮らしているみなさんも、暮らしていないみなさんもこんばんは〜( ´ ▽ ` )ノ
クロピの肝リピドーシス体験記の続きです。





かかりつけの動物病院で、この2日間の説明をした(クロピは慢性的な下痢で通院中だった)。
食餌については夕食分しか報告できないのがもどかしい。
クロピは珍しく診察台でおとなしくしていた(いつもはフーシャーとうるさい)。


診察していただき、点滴をしてもらった。
「もう大丈夫ですよ」と、獣医さんはニッコリ(´▽`)
私たちもホッとしてニッコリ(´▽`)


帰宅後、全員徹夜明けで疲れていたので、クロピを挟んで川の字になって仮眠。
起きると夕方だった。



クロピの姿がない?!



窓から脱走してしまったようだ。
「体が楽になったから、いつもの気分で出かけたんやな」とSちゃんが言った。


クロピのテリトリーは把握している。
探しにいくと、ご近所の方々から次々と声をかけられた。


「クロちゃん、怪我したん?背中に絆創膏つけてたけど」

「背中に脱脂綿付けたままウロウロしとったよ、クロ。笑ったわ、可愛くて」

「クロちゃん、背中に白いの張って走ってたけど、何かあったん?」


その都度軽く説明したけど、みなさん大事だとは思っていない様子だった。
私もそのときは同じ気持ちだった。


さほど探し回ることなく、近くのマンションの方から小さく返事が聞こえた。


私「クロピー」

(ФωФ)< ミャン…

私「クロピー、どこー?」

(ФωФ)< ミャン…


一定の大きさで返事をする。
クロピは車の下でうずくまっていた。
具合が悪くなって動けなくなっていたようだ。
抵抗しないで抱き上げられたのは、初めてだった。


「病み上がりで無理するからー。さ、お家に帰ろうね」


お水と缶詰1/3とドライフードを少々、トレイにセットして、クロピはそれを時間をかけて少しずつ食べた。
完食はしない。
というか、させなかった。
急に食べたら体がビックリすると思って。


クロピを心配したSちゃんは、その晩も泊まっていってくれた。
みんな、今日はお疲れさま(*´∇`*)
平和な夜が更けていった。




翌朝。
クロピはグンニャリと寝そべっていた。


私「おはよう、クロピ」

(ФωФ)< ミャ(おはよ)


目がいつもより座っている。
異変を感じた。
隣の書斎に駆け込んだ私は『うっ』と息を呑んだ。



そこには茶褐色でタイ米みたいに粒々した嘔吐物があった!



最初のものと思われるものには、少量のキャットフードが混じっている。


2回目のものは量は減っているが、同じ茶褐色で粒々している。


3回目のものは1回目の1/3の量だけど、やはり同じものだった。
顔を近づけると鉄のような臭いがした。


私はこれと同じ嘔吐物を、人間がしたのを見て知っていた。



血だ……血を吐いたんだ……



再び急いで動物病院へ。
その後の報告をして、嘔吐物の説明をすると獣医さんの顔色が変わった。


血液検査をしてから、輸液をした。
輸液が終わるまで獣医さんは窓辺で腕組みをし、険しい顔をしていた。
獣医さんのそんな表情を初めて見た。


肝臓の数値が軒並み異常値だった。
(他にもいろいろと処置していただいたけど、当時の記録を見つけられなかったので割愛することをお許し下さい)
私は獣医さんに、そっと訊いてみた。


「先生、これ…肝…リピドーシスですか?」

「そうですね。状態が良くなるまで毎日通院して下さい」



帰宅後、クロピはパウチを少し食べ、連日の通院で疲れたのかすぐに眠った。


私はクロピの立ち寄り所となっている方々を訪ね、現状を報告し、通院中は外へ出せないことを伝えた。
「家でも食べなかったの。すぐに伝えればよかったわ」と、みなさん悔やんでいた。
顔は出してくれたけど食べなかったそうだ。
中には涙を浮かべて「クロをよろしく頼みます」とおっしゃる方もいた。


誰もがクロピのことで胸を痛め、元気になれるよう願っていた。


昨日食べた分は全部吐いてしまった。
今日はドライフードはふやかして、他にも消化のいいものを与えた。
クロピはあまり食べられず寝てばかりいる。


なぜ、急に食べられなくなったのだろう?
下痢が11ヶ月も続いていたから?
一番ひどい頃でも食べられていたのに。
3日前に何かあったのだろうか?
出歩いている地域猫だから、クロピの行動の全てはわからない。



肝リピドーシスーーこのまま食べられなければ、猫を死に追いやる病



3日前の朝は元気だったのに。
今は死と隣り合わせにいるのだなんて。



一晩中クロピの側についていた。
お水は飲んだ。おしっこもした。
声をかけると小さな声で「ミャーン」とだけ答える。
スープはほんの少し舐めただけ。
ふやかしカリカリは何個食べたかな…。


Sちゃんは午後から仕事にいった。
毎日の通院には必ず付き添うと告げて。
その夜、独り私は眠り続けるクロピの傍らで祈り続けていた。



神様、この小さな友達の命をお守り下さい。
どうか、この子が助かりますように。
この子はやさしい良い子です。
私が辛かった時期、側にいてくれた。
他にもこの子に助けられた人々がたくさんいるんです。
クロピはまだ2歳、2歳なんです。



涙が止まらなかった。
あまりに若すぎるじゃないか。
雨の日も風の強い日も、暑い日も寒い日も、頑張って生きてきたのに。
こんなにも多くの人々に愛されているのに。
さえずるように鳴く、この子の可愛い鳴き声をもう一度聞きたい。
神様、どうかクロピを連れていかないで。







「Pray」
歌:水樹奈々
作詞:HIBIKI
作曲:上松範康


今は前だけ見ればいい
信じる事を信じればいい
愛も絶望も羽根になり
不死なる翼へと
蘇れ僕の鼓動

(中略)

破壊のセレナーデ
瓦礫の舞台(オペラ)でも
君が唄えば暁の果てに
また羽撃けるはず

僕は今でも弱いままで
光の剣を抜けないでいた
残酷な運命(いま)を逃げないで
凛と生きるために

いつしか涙は明日を灯す
奇跡の太陽に
もう行こう   護るものがあるから…

ほんの少しでいい
君が笑ってくれれば
黄昏の騎士となって
僕の全てを捧げよう

(中略)

僕は力はいらないよ
たった一人を救えるなら
百年の時をループしても
君を迎えにいく

何度倒れても空を見れば
答えがあるはず
夜明けのない世界なんてないから…

君に誓いを僕は夢を
命の限り愛の限り
震える声に口づけを
そして…そして…
限りない未来へ

僕はいつでも傍にいる
どんな時でも傍にいるよ
この世の全てが敵だって
君だけの盾になる

いつしか涙は明日を灯す
奇跡の太陽に
もう行こう   護るものがあるなら…



注※肝リピドーシスを発症した猫が、みんな吐血するわけではありません。クロピの場合、慢性的な腸炎を発症していたことが関係していました。


(続く)


思いがけず長くなってしまいました。当時のことを思い出すと、未だに涙がこみ上げそうになります。