Blues Junior + Eminence THE TONKER | 冷や汗かいても後悔せず

冷や汗かいても後悔せず

できそうな気もするが、どうなっても知らないよ。

商品説明には、『多少使用感はありますが…』 とありましたが、

届いたモノは、 『どこに使用感があるんだろ…?』 って思う程、綺麗なモノでした。






Version.3 になってマスターボリュームの改良がされているとのことで、極小でも割としっかりした音が出ます。

歪みのポイントは意外にはやく、ボリュームが比較的少なめでも、強いピッキングにはクランチします。

逆に少々ボリュームをたっぷり上げても、ピッキングでクリーンとクランチの自然な加減がコントロールできると思いました。

マスターボリュームを思い切って上げて、ボリュームをゼロから恐る恐るあげてやると、部屋でもパワーアンプでしっかり鳴ってるようなクリーンを十分楽しめます。






クリーンはどう出しても素晴らしいと思いました。

練習スタジオにあるツインリバーブより、ナチュラルで綺麗な音に感じます。

いわゆる ”鈴なり” もわざとらしさを感じません。

ギターの音ってカンジで、弾くのが楽しくなります。

『Fender は クリーン』 って、こういうことなのかなぁ。。



一方歪みは。。

こりゃ私には手に負えません。。

アンプで歪ませても、ペダルで歪ませても暴れちゃってダメ。。

ネットで散見できるような、歪みを酷評するレビューに納得しちゃいます。

この歪みを使いこなす人は、相当ウマいんだろうぉな。

私の実力では使いこなせません。



スピーカーのせいだろうか…?



"Need For Tweed" のスピーカーは Jensen P12R です。





P12R は 1950年代に広く用いられたらしく、これは復刻版とのこと。

ネットのレビューには賛否両論、色々な意見が見られます。

プレイヤーの年代、趣味、ギターなどによって意見も違いますからね。

YouTube も一応チェックしたけど、これまでの経験上、自分で使ってみないと実際のところはわからないもんです。



ためしに、Celestion Greenback のキャビで音を出してみました。


おっ!

これは…

Marshall の JTM に似てる…


やっぱスピーカーって重要ですね。

真空管変えるより劇的に変化します。

Marshall って Celestion の音なのか?と思うくらいです。

気持ちのいいクランチで、ロックなサウンドになりました。

そのかわり、クリーンは Jensen の方が色気があるなぁ。。


まぁ、自宅なんで。。


このアンプに適した音量で使ってあげたら全然違う音になると思います。


このクリーンは捨てがたいが、歪みはなんとかしたい…

やっぱ、スピーカーは交換です(笑)



Celestion にするのもつまらないので、Fender でよく採用されてる Eminence にしてみます。

価格が手頃で、比較的評判の良さそうな THE TONKER にしてみました。





入力は150W まであるんで、Power Station を噛ますこともできます。

でも、このスピーカーは重い…

P12R が余りにも軽量だったんで、アンプの重量が一気に増しました(涙)



Fender ってプリント基板でも、 Marshall と比べると何となく美しい気がします。





まだエイジング段階ですが、このスピーカーはまずまず気に入りました。

やっぱりクリーンは P12R の方が好きだけど、Greenback より Fender らしさが出てる気がします。

ボリュームをフルにすると、ちょっと腰が砕けるような印象ですが、歪みはイケそうです。

Fender アンプのネガなイメージは完全に吹き飛びました。

アンプ直で、歪みもクリーンもイケます。

海の向こうのサイトに、Blues Jr のトーンスタック回路は、Bassman に似ているというコメントがありました。

だから、Celestion系のスピーカと組み合わせると、JTM45 に似た雰囲気があるのかな?



『アンプはフェンダーが基本』



そう言われる理由がちょっとわかったような気がします(笑)

クリーンも歪みもポテンシャルがあって、組み合わせるスピーカーで様々なサウンドが楽しめるんですね。

Fender を手軽に体感出来る良いアンプだと思いました。



日曜日のバンド練習は、このアンプでやってみようと思います。