先日友人から預かった Jazzmaster を弾いてみました。
本当は Fender のアンプがいいんだろうけど、持ってないんで JTM-1 で。。
同年代のストラト同様、クレイドットのラウンド貼りの指盤です。
Jazzmaster って全く知識がなかったので、Wiki を読んでみると。。
Jazzプレイヤーに人気のあったのはレスポールで、テレキャスやストラトは使われてなかった。。
で、フェンダーが横恋慕して作ったのが Jazzmaster なんだそう。。
なんか 時計メーカーのオメガ的なネーミングですなぁ。
でも、シルエットもスペックもレスポールとは似ても似つかない形で対抗する姿勢が素晴らしいですね。。
先行商品に対する後発商品を投入する際に安易なコピーモデルを投入してこないところが、Fender をして Fender たらしめた所以なのでしょうか。
座ってもちょうど良い位置にギターが来るようなシェイプなのだそうで。。
”すいとん” みたいですけど。。
レスポールの美しさの微塵も感じられませんが、レスポールは座って弾きにくいギターなので、美観よりも実用性重視なんでしょうね。
私がレスポールを気に入ってる理由のひとつが、2Vol 2Tone です。
フロントとリアそれぞれ独立した音作りをしておいてセレクタースイッチで切り替えることができるので。
フライングVは 2Vol 1Tone なので、レスポールほど器用なことはできません。
ストラトも同様ですね。
レスポールには、レスポールにしかできない使い方があるのです。
Jazzmaster はどぉかというと。。
Fender は Gibon とは違う提案をしてますね。
それが、このスイッチ。
画像では、オフになっています。
オフの状態では、レスポール同様にトグル式のセレクタースイッチとボリューム、トーンが効ききます。
つまり、S-S のピックアップに 1Vol 1Tone のギターですね。
オンにすると、セレクタースイッチとボリューム、トーンはバイパスされてしまい、フロントのピックアップだけになります。
この時のフロントのボリュームとトーンは黒い二つのダイアルで調整します。
ターゲットがジャズなんで、フロントのお気に入りの音を作っておいて、スイッチひとつですぐ出せるという使い方でしょうか。
レスポールに対抗したわけではなく、あくまで Jazzプレイヤーをターゲットにした設計なんでしょうか。
なんとなく昔のラジオをイジってる感がありますが、これはこれで面白いです。
ストラトともテレキャスターとも全く違います。
ストラトやテレキャスターの "あの" わかりやすい特徴的な音は Jazzmaster にはありません。
私の第一印象は、”ベースにギターの弦を張った音” って感じ(^^;
とにかく芯のしっかりした音ですね。
トレモロで繊細なビブラートをかけるには ストラトより優れてるように思えます。
やっぱこの電気ギター弾くには Fender のアンプかな。。