Jazzmaster を弾いてみた。。 | 冷や汗かいても後悔せず

冷や汗かいても後悔せず

できそうな気もするが、どうなっても知らないよ。

 
先日友人から預かった Jazzmaster を弾いてみました。

本当は Fender のアンプがいいんだろうけど、持ってないんで JTM-1 で。。


オーナーの友人から、1962年製との訂正連絡がありました。(^^;

同年代のストラト同様、クレイドットのラウンド貼りの指盤です。


Jazzmaster って全く知識がなかったので、Wiki を読んでみると。。

Jazzプレイヤーに人気のあったのはレスポールで、テレキャスやストラトは使われてなかった。。

で、フェンダーが横恋慕して作ったのが Jazzmaster なんだそう。。

なんか 時計メーカーのオメガ的なネーミングですなぁ。


でも、シルエットもスペックもレスポールとは似ても似つかない形で対抗する姿勢が素晴らしいですね。。

先行商品に対する後発商品を投入する際に安易なコピーモデルを投入してこないところが、Fender をして Fender たらしめた所以なのでしょうか。


座ってもちょうど良い位置にギターが来るようなシェイプなのだそうで。。

”すいとん” みたいですけど。。

レスポールの美しさの微塵も感じられませんが、レスポールは座って弾きにくいギターなので、美観よりも実用性重視なんでしょうね。


私がレスポールを気に入ってる理由のひとつが、2Vol 2Tone です。

フロントとリアそれぞれ独立した音作りをしておいてセレクタースイッチで切り替えることができるので。

フライングVは 2Vol 1Tone なので、レスポールほど器用なことはできません。

ストラトも同様ですね。

レスポールには、レスポールにしかできない使い方があるのです。


Jazzmaster はどぉかというと。。

Fender は Gibon とは違う提案をしてますね。


それが、このスイッチ。



画像では、オフになっています。

オフの状態では、レスポール同様にトグル式のセレクタースイッチとボリューム、トーンが効ききます。

つまり、S-S のピックアップに 1Vol 1Tone のギターですね。

オンにすると、セレクタースイッチとボリューム、トーンはバイパスされてしまい、フロントのピックアップだけになります。

この時のフロントのボリュームとトーンは黒い二つのダイアルで調整します。

ターゲットがジャズなんで、フロントのお気に入りの音を作っておいて、スイッチひとつですぐ出せるという使い方でしょうか。

レスポールに対抗したわけではなく、あくまで Jazzプレイヤーをターゲットにした設計なんでしょうか。

なんとなく昔のラジオをイジってる感がありますが、これはこれで面白いです。


で、音はというと。。

ストラトともテレキャスターとも全く違います。

ストラトやテレキャスターの "あの" わかりやすい特徴的な音は Jazzmaster にはありません。

私の第一印象は、”ベースにギターの弦を張った音” って感じ(^^;

とにかく芯のしっかりした音ですね。

トレモロで繊細なビブラートをかけるには ストラトより優れてるように思えます。


やっぱこの電気ギター弾くには Fender のアンプかな。。