何人かの方々から 『更新せい!』 と、お叱りを受けつつも、40代も最後の一年となり、帰宅後に複数のことをするほど体力・気力がなくなってきてたりして(笑)
そんな中で、大学時代のバンドサークルで、この秋に同窓会ライブをすることになり、
何を演ろうか相談してるうちに話が脱線して、ボーカル君のギターを作ることになりました。
もうGWも半ばですが今年はじめてのブログは、そのご紹介を。。
彼の希望はテレのチェンバーかシンラインで、チェリーバースト、ローズネック。
この仕様のギターを探してるんだけど、指盤がメイプルしか見つからないと言うので
『テレなら好きな仕様で作ればいいんじゃね?』
『じゃ作って。。』
ということでやす請け負いました(笑)
あんましレリックってないのが好みということで、ebay で彼の希望に近いボディーとネックを落札。
後は サウンドハウスを中心にパーツを揃えて組み立てです。
ブリッジは、ヴィンテージタイプの箱形は好みでなく、6WAYがお好みとか。。

MJTボディーのネジ穴の位置はヴィンテージ仕様なので、これに合うように Fender ではなく GOTOH製をチョイス。
ボディに乗っけてみると。。。

ネジや弦を通す穴などレイアウトはバッチリですが、やたらギラギラと輝くのが違和感を感じます。。
このブリッッジはブラス製でクロームメッキを施してあります。
なのでいつもの薬品でつやを消すことはできません。。
曇る前にメッキが溶けるか剥がれるかして、下地の銅が見えちゃうでしょう。。
色々考えましたが、失敗の少ない方法で。。
キッチン用のスポンジウールで表面を軽くポンポンと叩くようにして艶を取りました。。

ピックアップや回路はおまかせということなので、いつものです。

ストリングフェルールも MJTから買いました。

このパーツでレリックって中々無いんですよね。。

これを装着するのが一番気を使います。
なにせ固くて簡単に押し込むことができない。。
プレスがあればいいのですが、そんな道具はないので腕時計用のハンマーで塗装が割れないように慎重に叩き込みました。
4WAYのセレクタースイッチで、配線は以前のと同じです。

もう3度目なので慣れたもんです(笑)
ネックにネジ穴をドリルであけて。。

後はひたすらネジを絞める…ネジを絞める…ネジを絞める…
弦を張って、弦高調整、オクターブ調整して…
ネックも若干反ってたんで、ロッドを調整して…
完成!


このボディは、トップがアッシュ、バックはマホガニーです。
完成直後は、箱鳴りが若干耳につくカンジで 『おや?』 と首を傾げる印象でしたが、
翌日になると妙な鳴りもしなくなり、良いカンジの生音がしてました。
オーナーに連絡をしてスタジオで待ち合わせ、サウンドチェックをして手渡すことに。。
私のチェンバーに比べて、適度な乾きと暖かみのある音がします。
鈴なりもリンリンです。
私のは全てアッシュのボディなので、その差でしょうか。。
マホとアッシュの組み合わせも中々です。
『弾き易い!』 とのコメントもあり、気に入ってくれたみたいなので一安心しました(笑)
次のバンド練習でバンドメンバーにもお披露目です!