前回ご紹介した R9 は、私に取って3台目のレス・ポールなのですが、初Burst です。
それ以前に5台のギターを使ってましたが、ブラックかホワイトしかなく、特に Gibson系のギターでは、木目調のものには全く興味が有りませんでした。
ところがトシのせいでしょうか、ある日(本当にある日)急に、Burst がカッコイイと思えてならなくなりました。
でもそれまで興味の無い物でしたから、Burst の歴史やウンチクなど何も知らないまま、楽器屋さんで 例の R9 を手にしたのです。 ウンチクは知らないので、音重視で買う訳ですが。。。
いざ自分のモノになるとヒストリックというくらいなので、色々調べ始める訳です。。
元々、歴史やウンチクが大好きなので、なるほどと思えるものから、どーでもいいマニアックなものまで、数多くの話があるじゃないですか。。。
今回はその一つ、ペグ KLUSON DELUXE のお話です。
Les Paul Fan! さんなどを見てみると、なるほど自分のレス・ポールのペグのシャフトは長い・・
今のヒスコレのペグ・シャフトは、当時のモノより数ミリ長いんですね。
わずか数ミリですが、これが見た目への影響もかなりデカイ(ように思えてならない・・)
そうなると、なんだかヘッドが少々不格好に見えてきて、なんとかしたくなります。
自作の紹介 もあって、自分もマネすることを真剣に考えましたが、パーツやら道具やらを用意する試算をしてみると、割高です。
パーツ交換や改造をする上で、何が適正価格でなにを割高とするかは、私個人の勝手で曖昧な基準があるのですが、”見た目” が主たる理由の場合、それ程おカネは掛けたくない性分です。
ところがある日、ドイツのショップで Crazy Parts のサイトを眺めていたとき、GOTOH のペグを改造して、見た目は KLUSON のシグルライン、ダブルラインのペグになっているモノを見つけました。 掲載されている写真に目を凝らしてみると、どうやらシャフトの長さもオリジナルと同じ長さになっているように見えます。
早速メールで確認してみると、やはり短くしてあるとのこと。
値段は、1セット59ユーロ。 購入当時は1ユーロ=100円 くらいだったので、6,000円 です。
これなら ペグ1セット買うのと、それほど大きな価格差もありません。

上が、Crazy Parts改造の中身GOTOH/見た目KLUSON DELUXE シングルライン
下が、ヒスコレ純正ペグです。
で、これを片方だけ取り付けてみると・・・

左がヒスコレ純正、右がCrazy Partsです。
撮り方が下手でちょっと違いがわかりづらいのですが、実際の見た目は画像以上にヒスコレ純正ペグのシャフトが長くに感じます。
ボタンの色も経年劣化で少し透けた雰囲気をだそうとしているようですが、は???ってカンジですけど。
でもこの Crazy Parts さん、市販パーツをエイジングして良心的な値段で出しているところに、私は好感がもてるんですよねぇ。