Grover102Cの取り付け | 冷や汗かいても後悔せず

冷や汗かいても後悔せず

できそうな気もするが、どうなっても知らないよ。

はじめに断っておくと、これはペグ交換を自分ですることをお勧めするつもりで書いてるのではありません。

最近は自営の職人さんなどが Web で簡単に探せる世の中です。どんな作業でも、最低限の道具は必要で、ある作業の道具を揃える金額と、プロにお願いする費用は大差ないなんてのもザラです。

私の場合は、小遣いの少ない中学生の頃から改造っぽいことをしていたり、親父が日曜大工が得意だったり、死んだ爺さんが家具職人だったりで、つい自分でなんとかしたくなる性分なのです。

では、本題に。。

この手の作業は初めてではないのですが、所詮素人ですから何度やっても事前情報の収集は欠かせません。

今回参考にさせて頂いたのはこちら。。



さて、これを見た素人が同じことをしようとするとどうなるか。。


まず用意した主な道具です。

冷や汗かいても後悔せず-Tools-001

ペグ穴を広げるために、10mm のドリルを使います。

YouTube の職人さんは電気ドリルを使ってますが、私は慎重に確認しながら作業したいのでハンドドリルです。

ペグを外すと、ネジ穴の面取りがされてないため、ネジを外した時にササクレを作ってしまったようです。

冷や汗かいても後悔せず-R7-003

木工用ボンドとクランプなんかで補修もできますが、先を急ぐのでこいつはまた今度。

まず第一の難関、ブッシュの取り外しです。

グリップにドライバーを逆さに付け、ヘッドの裏から突っ込んでブッシュを押し出します。

冷や汗かいても後悔せず-Tools-002

これが固くて毎度苦労してたのですが、今回は YouTube のおかげで簡単に外せそうです。

で、ブッシュに傷を付けたくないので、ドライバーにマスキングテープを巻いて様子を見ながらグリグリします。

冷や汗かいても後悔せず-R7-004

で、裏から押し出すと・・・ おぉ!うまく外せました。

冷や汗かいても後悔せず-R7-005


第二の難関、ペグ穴の拡張です。

いきなりドリルを突っ込むと、周りの塗装を巻き込んだり、穴の向きをおかしくするので、リーマーを使って穴の入り口を拡げてやります。

ペグ用のリーマーは専門店などで手に入りますが高価ですし、ドリルが刺さる入り口を作るだけなので、DIYショップなどで売っている木工用のリーマーで十分です。

冷や汗かいても後悔せず-Tools-003


で、ドリルが1、2ミリ程度刺さる程度まで穴を拡げます。

$冷や汗かいても後悔せず-R7-006

後は、このドリルをドライバーグリップに装着して、ペグが入りきる1ミリ手前まで穴を拡張します。

なぜ1ミリ手前かというと、ペグがヘッドと当たる面には爪があって(回転防止のためかな?)手ではそれ以上入りません。

なので、『あと1ミリだぁ』と思いながらドリルを進めると必要以上に削ってしまいます。それと、拡張した先端部分はドリルで傷つけられ比較的柔らかくなっているのと、そもそもマホがそれほど固い木ではないので、残り1ミリは表のナットと裏ネジを閉めるだけでピッタリに取り付けられます。

もしペグが浮くようであれば、ドリルで調整するくらいのつもりで作業すれば失敗しないと思います。


で、完成です。
(あっ、裏ネジは元の位置と同じだったんで、新たなネジ穴は作ってません)

冷や汗かいても後悔せず-R7-007

うーん、筋肉質というか、ガスの元栓というか。。

肝心の音ですが・・・

ハイが上がるというより、鳴りが変わるというカンジです。

多少固めの音になった雰囲気なのですが、中域がマホガニー特有の音(うまく言えない・・)も強調された感じで、自分としては大満足です。

兎に角、だらしのない甘さみたいのが無くなりました。
(だからといって、他のレスもそうなるとは限りませんが。。)

ルックスはクルーソンの方が好みではありますが、他のレスが全てクルーソンタイプなので、これはこれとして良いかも。。

シャーラーより味がありますね。気に入りました。