みなさん、こんにちは。
(株)大共建設・きねつ工房 村岡誉久吏(つくり)です。
6日から「二十四節気・啓蟄(けいちつ)」に入ります。
二十四節気は立春から始まるので、3つ目の二十四節気となります。
2023年の啓蟄は3月6日から20日までとなります。
啓蟄(けいちつ)の意味
啓蟄(けいちつ)は、あまり馴染みがないかもしれません。
啓蟄の「啓」は「開く」の意、「蟄」は「冬の間、地中に閉じこもっている虫」のこと。
「虫」は昆虫に限らず、ヘビやトカゲ、カエルなども含み、「冬ごもりをしていた昆虫などが地上に這い出ること」の意味です。
この頃を境に、日中は暖かさを感じるようになってきました。
厚手の上着を脱ぎ、少しずつ薄手のコート、服のカラーも淡く、キレイな春を感じるような色に変わってきます。
そんな春の訪れを感じさせる啓蟄の頃は
春に鳴る雷を、「春雷(しゅんらい)」「春の雷(らい)」などと呼びます。
春になる雷は、夏と違い、鳴ってもすぐにおさまるたとえにも使われました。
正岡子規の句にも!
春の季語にもある「山笑う」。
春の山を「山笑う」と形容するのは、冬の眠りから覚め、芽吹き始めた華やかな山の様子を表します。
正岡子規の句に「故郷(ふるさと)やどちらを見ても山笑ふ」があります。
啓蟄の恒例行事
啓蟄の恒例行事にしている、菰(こも)はずしをするところも多いです。
虫が穴から出てくるころと言っても、実際に、動物や虫が冬眠から目覚めるのは、種類によって違いますが、最低気温が5度を下回らなくなって、平均気温が10度以上になってからだそうです。
菰(こも)はずしは、
冬場に、マツカレハなどの害虫から、樹を守るために
松の幹に藁でできた菰を巻いてあるのを見たことがあると思います。その巻きつけた菰を、啓蟄のころにはずすところが多いようです。
菰を巻きつけるのは、江戸時代から伝わる害虫駆除の方法ですが、実際は効果がなく、冬の風物詩として行っているともいわれています。
ただ、この啓蟄のときは、何かをやるなどと言ったことはあまりないようで、春の訪れを待つ、感じることを楽しむ時季とも言われています。
つくしは、鑑賞するだけと思っている人も多いですが、実はバターで炒め、お醤油で味付けをして食べることができるんですよ。
派遣社員で働いていた時に、上司の人に教えてもらいました。
ただ、自然にでてきているつくしは、いろいろと心配なこともあるので、食用などで売られているなら、そちらをご購入下さいね。
この時季は、桃の花を愛でるのも、蛤をいただくのもいいですね。
啓蟄は、特にシーズン行事がないとお話しました。
ですが、季節は春に一歩一歩近づいています。
そこで、春から夏にむけて、お部屋の模様替えや、家具の配置換えで、気分を変えるのもいいかもしれません。
家周りの植栽や、新しい花のタネをまいたり、植木を買ってきて花壇に植えてみると、ご自分の家でも春を感じることができますし、マンションにお住まいの人は、花屋さんに立ち寄って、チューリップやスイートピーなど、春を感じさせる花を買ってきて、飾るのも雰囲気がでていいですね。
私の家の植木鉢にも春の訪れを感じる「ムスカリ」が顔を出し始めました!
今日はここまでとなります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
村岡誉久吏
(つくり)でした。