みなさん、こんにちは。
(株)大共建設・きねつ工房 村岡誉久吏(つくり)です。
1月も半ばを過ぎ、いよいよ冬の土用期間に突入しました。
2022年、冬の土用期間は
1月17日(月)~2月3日(木)まで
土用は夏の土用が有名ですね。
実は、春、秋、冬も土用の期間があります。
冬土用の土用の由来は、「土旺用事(どおうようじ)」の略で陰陽五行説が由来となっています。
陰陽五行説は中国が発祥の自然哲学の思想で、万物は火、水、木、金、土の5つから成るという考え方。
季節も例外ではなく、5つに分けたいところですが、四季はその名の通り4つだけです。
そこで、春は木、夏は火、秋は金、冬は水を割り当てた上で、土用はそれぞれの季節の前に置くことにしました。
日付の割り当て方は、1年(365日)を四季で割ると一つの季節が約91日。
1年を5で割ると、1つの季節は約73日です。
日付で割り当てた91日から73日を引くと18日。
このような割り当てから、土用の期間は各季節に18日間(正確には18~19日間)となったと言われています。
土用の期間に気を付けたいことは、家周りの植木の植え替えなど、土や土地に関わることはタブーとされています。
土用の期間にやらないほうがいいことは2つ。
1つ目は
「土を動かさないこと・土地をいじらないこと」
この期間は、家を建てるときの基礎工事、庭木の植え替えといった、地面を掘ることは控えたほうがいいのです。
土用の期間は、土を司る土公神(どくしん・どくじん)という神様が支配するといわれ、土を動かしてはいけないとされてきました。
家などを建築する際、土を掘り起こしたりする基礎工事などは土用の期間をはずせるのであれば、土用明けから始めることをおススメします。
土用は季節の変わり目ですから、農作業で体調を崩さないようにとの戒めもあると思われます。
プランターの花の植え替えなどは、気にしなくても大丈夫ですが、土地そのものを掘るなどは、控えるといいですね。
庭木の手入れ、花壇の手入れを週末にしようと思っている方は、今週末に済ませておくといいでしょう。
もしくは、冬の土用期間が明けた、2月3日以降がおすすめです。
2つ目は
「新しいこと・場所を移動すること」
土用は、季節の変わり目に当たるため、体調を崩しやすい時期でもあります。
そのため、土用期間には転職や就職、結婚や新居購入、旅行など、「新しいこと・場所を移動すること」は避けたほうがいいといわれているので、この期間が注意しましょう。
ただ、土用の期間でも間日(まび・かんじつ)といって、
土を動かしても良い日があります。
この間日であれば、土を司る神様が天上に行く日で、土を離れるため、土動かしをしても良いとされているのです。
2022年の土用期間は
冬の土用(寅の日、卯の日、巳の日)
- 土用の期間/1月17日~2月2日
土用の間日/1月18日、1月19日、1月21日、1月30日、1月31日、2月2日
春の土用(巳の日、丑の日、酉の日)
- 土用の期間/4月17日~5月4日
土用の間日/4月22日、4月23日、4月26日、5月4日
夏の土用(卯の日、辰の日、申の日)
- 土用の期間/7月20日~8月6日
土用の間日/7月25日、7月26日、7月30日、8月6日
秋の土用(未の日、酉の日、亥の日)
- 土用の期間/10月20日~11月6日
土用の間日/10月21日、10月23日、10月25日、11月2日、11月4日、11月6日
となっています。
家の外構、エクステリア工事をはじめ、基礎工事のスタートなどを決めるときの、参考にしていただけたら嬉しいです。
庭に球根を植えそびれた💦
庭に花の苗を植えようと思ったのに先延ばしにしちゃった💦
という人は、18日(火)、19日(水)は間日なので、チャンスですね。
週末しか庭の土いじりが出来ない人は、30日(日)の間日の日まで待つとしましょう。
土用の期間はやってはいけないことばかりではありません。
土用の期間に良いとされている食べ物があります。
この期間に、ぜひ食べてみてくださいね。
冬土用は、
未の日(18日(火)・30日(日))に「ひ」の付く食べ物「ひらめ」
赤い食べ物「トマト」などを食べると良いといわれています。
対して、夏の土用は丑の日に鰻を食べると良いといわれています。
実はこの風習、夏の土用に限ったものではなく、昔は春の土用、秋の土用でも丑の日には鰻を食べていたといわれています。
鰻は栄養価も高いので、暑い夏に限らず、体調を崩しやすい季節の変わり目である土用の期間中には欠かせない食べ物といえます。
本来、鰻の旬は秋から冬にかけて、鰻は秋土用や冬土用の方が美味しく食べることができますよ。
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村岡 誉久吏(つくり)でした。