五十年前の写真 | 「雑木の庭づくり」ブログ~東京・神奈川の造園業者・ガーデンデザイナー

「雑木の庭づくり」ブログ~東京・神奈川の造園業者・ガーデンデザイナー

釣りと自然をこよなく愛する、庭師・ガーデンデザイナー大島裕のブログ。
年間30件以上、東京・神奈川を中心に日本全国で庭づくりを行っています。
雑木を使った庭、日本の住まいに合った庭を得意としています。

先日、写真を整理していて、十四歳の自分の写真を見つけました。

 

一枚目の写真で、五十年前の中学二年生の私は、ヤマメを釣り上げ満足そう。
二枚目の写真は、釣り上げたブラックバス。
当時の思い出が湧き上がってきました。
近くの川や池での釣りに飽き足らず、
ブラックバスを釣りたい!
雑誌で見るヤマメという美しい魚を釣ってみたい!
と胸躍らせていた当時の自分。
しかも、当時まだはしりだったルアーを使って釣り上げてやるという
野望を胸に秘めて。
 
今は、ルアーでの釣りが確立されていますが、
当時は、餌や毛ばりを使うのが一般的だったのです。
同じ中学生で自分みたいな奴は近くにいなくて、
雑誌や本でどこに行けば釣れるか調べました。
芦ノ湖から相模川にブラックバスが流出していると雑誌で読んで、
たった一人の電車旅。
渓流に分け入り、
魚を釣り上げたときの高揚感。
今でも胸が熱くなる思い出です。
自分の中でどんどん欲が出て、
こんな魚を釣りたい!
もっとうまくなりたい!と
熱い思いが膨らんでいく。 
 
思えば、釣りだけでなく庭づくりもそう。
庭のデザインだけでなく、
石張りや左官仕事、ブロック積なども若い頃は、なんでもやってみました。
 
人がやれることを自分ができないわけないだろ!
そう思ってやり始めると、ところがどうして難しい。
それぞれ深い。そんなことも実感する。
無我夢中でやっていると
教えてくれる人、助けてくれる人も出てきます。
今では、それぞれ専門の職人に任せますが、
自分でやってみたことで、
庭づくりのアイデアに生かせることはたくさんありました。
 
今はネットで検索すれば何でもわかる時代。
そのため、やってみる前から調べて満足してしまう人もいるようです。
やるってことが大事。
自分はそう思っています。