伊豆の温泉宿に母を連れて | 「雑木の庭づくり」ブログ~東京・神奈川の造園業者・ガーデンデザイナー

「雑木の庭づくり」ブログ~東京・神奈川の造園業者・ガーデンデザイナー

釣りと自然をこよなく愛する、庭師・ガーデンデザイナー大島裕のブログ。
年間30件以上、東京・神奈川を中心に日本全国で庭づくりを行っています。
雑木を使った庭、日本の住まいに合った庭を得意としています。

九十歳になる母、妹、娘の四人で、伊豆の温泉に行ってきました。
紅葉の時期から少しずれてしまいましたが、
白く枯れた枝先に残るモミジも美しく、風情がありました。
宿は、春にも訪れた伊豆の「あせび野」。
母からのリクエストにより再訪となりました。
薪を積んだエントランスは趣があります。

部屋風呂もありますが、予約制の家族風呂は、
寝ころび湯となっていて、湯船に寝ころんで谷川が眺められます。
翌日は、昭和初期の木造建築の文化施設、東海館を見物しながら、
隣にあるうなぎやへ。

私の印象に残ったのは、
中外鉱業持越鉱山跡地の廃墟です。
金・銀を産出していた鉱山で、1987年に閉山しましたが、
工場の一部が残り、昨今の廃墟ブームの中、
秘かなホットスポットになっている様子。
渓流のある深い山を分けて突然目の前に現れる、
錆ついた、いかめしい廃墟は圧巻。

廃墟巡りで有名な、海上の軍艦島に勝るとも劣らず。
伊豆は私の釣りのホームグラウンドですが、
家族と訪れたシーズンオフの伊豆もしみじみと良かったです。