関東鉄道常総線「キハ007/008号 ありがとう乗車会&撮影会」 | DAIKON's Life

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Yahoo!ブログからの引っ越し組です。
だいこんが日々感じたことを、気の向くままに綴っています。

 関東鉄道主催のイベント「キハ007/008号 ありがとう乗車会&撮影会」に参加してきた。
 本来は2021年6月19日(土)のみの開催予定だったが、あまりにも人気があったため急遽追加公演(笑)がその翌日の20日(日)設けられた。

 今回はその追加日の方にエントリー。
 申し込み当日はパソコンの前に張り付き、無事申し込みに成功した。

 集合場所の守谷駅までは、取手駅から常総線に乗って向かった。
 イベント当日は、集合場所へ向かうまでの常総線内は無賃で乗車していいと案内されていたため(一度のみ)、取手駅の有人改札にその旨を伝えて乗車する。
 きっぷも持たず、交通ICにタッチもせず乗車するのは新鮮な気持ちだ。

 守谷に着いたのは9時半頃。
 イベントの受付は9:40~10:15、キハ007/008の入線は10:24、そして発車が10:30とのこと。
 受付はさっさと済ませてしまったが、列車の入線までは少し時間を持て余し気味…もう少し遅く来てもよかったかな(^^;

 さて、満を持してキハ007/008が守谷駅に入線。
 既にホームの端は鉄道ファンで鈴なりだ。
 ツアー参加者として、自分は意気揚々に車両に乗り込む。
 一部のドアの傍には消毒液が用意されていた。

 守谷を出発したキハ007/008は、一路下館を目指す。
 多くの駅を通過するので快調に走る。
 下館までは石下、下妻、大宝、大田郷しか停車しない(客扱いなしで水海道での運転停車があった)。
 このイベントの有り難い点は、停車駅での列車交換は「撮影タイム」と称されており、構内踏切での編成写真の撮影のみならず、交換する上り列車にも様々なネタが仕込まれていることで共演を記録できることにある。


 途中の下妻では「急行つくばね」のヘッドマークが取り付けられた。
 取付作業もイベントの一環として公開され、凛々しい現場の様子を間近で見ることができた。



 下館で折り返したキハ007/008は、一気に水海道車両基地に向かう。
 途中の停車駅は水海道のみ!(列車交換による停車はあったが客扱いなし)
 快調にジョイント音を刻み、列車は上っていく。
 そしてこの間に車内販売が始まり、自分は記念乗車券を3種類購入(^^;


 下館を出てから凡そ一時間、列車は水海道車両基地に到着。
 用意されたお弁当を、普段は社員が使う食事処でいただく。
 昼食をとる場所は、研修庫かキハ001/002車内を選ぶことも可能だった。


 食事を終えると、お待ちかね車庫での撮影タイム。
 キハ310形、キハ0形と合わせて5編成もが一堂に会し、顔を並べていた。
 この顔の気動車がこれだけいるなんて…今では貴重なものになってしまった。
 方向幕は定番の行先、「快速併記」「入換ができる駅」(←このテーマが発表されたとき、現場では笑い声が)「『水海道のりかえ』併記」(←常総線らしくて結構好き)と変えてくれ、ファンサービスに感謝しかない。


 今回のイベントで明言されていなかったが、DD502が間近で見られたのも嬉しいサプライズだった。
 50人という少人数で開催されたツアーということもあり、現場では終始のんびりと撮影を楽しむことができた。
 しかも不安定な空模様の中、この車庫での撮影タイムでは見事な晴れ模様!!
 お天道様、有り難うございます。

 楽しかったイベントもいよいよ終盤。
 ツアー客を守谷に送る列車には、キハ007/008+キハ001/002の4両編成が用意された。
 常総線でなかなかお目にかかれない4両編成。キハ007/008の最後を飾るには相応しい花道ではなかろうか。
 車内アナウンスは終始「アルプスの牧場」のオルゴールが流されていたが、最後に驚きの案内がされた。
 守谷に到着してから向かいの下り列車に乗ると、この4両編成の回送列車を撮影できるとのこと…それをアナウンスするのがすげえな(笑)

 急いで下り列車に乗り換えて、一駅先の新守谷で下車。
 幸いホームの端で撮影する人が一人しかいなかったため、余裕でポジションを確保…と思いきや、自分の後から同業者がどんどんやって来た(汗)
 早めに撮る駅を定めておいてよかった~(^^;
 この日最後を締めくくる一枚は、天気は曇り空だったものの運転士の指差喚呼の瞬間もバッチリ撮ることができ、本当に楽しい一日となった。



 このご時世、この類のイベントはどうしても少人数での開催となる。
 昨年参加した京成電鉄でのイベントは6両編成に対して120人、今日の関東鉄道でのイベントは2両編成に対して50人…。
 多少参加費が高くなるが、ゆったり伸び伸びとイベントに参加できるという意義は大変大きく、これはコロナ禍が終わっても継続を検討していただきたいと思った。
 撮影がのんびり楽しめるのは本当に有意義だった。

 キハ007/008、お疲れ様でした。
 この編成は今後どうなるのだろうか…。
 方向幕の行方も気がかりである。