観劇納めは「無駄な抵抗」の話 | ワシの王子とワシの殿

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ワシ(中年女性)にとって王子は、元宝塚トップスター剣幸<ツルギミユキ>さん。
殿は、元NewOSKトップスター大貴誠<ダイキマコト>さん。
命を張ってオッカケます!
ただいま人生数度目の青春まっただ中~

昨日はワシの2023年観劇納めでした。


兵庫県立芸術文化センターこと芸文。

ほんとにいい劇場。

今年も何度もここに来た。

秋にはここで推しの舞台も観た。


ここで今年の観劇を〆るのは光栄。


とかカッコつけてるけど、実際は


遠いわぁ…


と泣き言を言いながら向かったんだけど。



「無駄な抵抗」



このワシがストレートプレイで観劇納め。

珍しい。


2時間休憩なし公演と聞いていたので、とにかく心配はトイレな。

あと、お腹空いてぐーぐーいったら嫌だし。


水分ほどほどにしつつ、お腹は満たす。

これ、結構難しいから。



出演者の皆さん↓



劇団イキウメの役者さんが沢山出てらっしゃるので観たかったの。

あと、松雪泰子さんも好きだし。


ちょっと変わり者の友人は池谷のぶえさんの大ファン。

「わたしののぶえが…」って言うのよ。

いいよ、オメエののぶえで。

ワシゃ、別に欲しくないよ。



のぶえさんと言えばテレビではちょっとコミカル系名バイプレイヤーのイメージ。

今回はコミカルなし。


のぶえVS泰子!

みたいな舞台だった。


もちろんイキウメの方達は安定のお芝居。

見応えあった。

難解だったけど。


パンフでも買えばもう少し作り手の真意が理解しやすかったのだろうけど。

誰も買わない。

みんな心の中で「アンタが買って」と祈りつつ。

誰も買わんかったわ。

ちっ(やめなさい



運命とか人の自由意志とか、運命に抵抗することとか、そういうものを感じ取りながら観るのが正解だとか。


運命を受け入れて静かに悲しみ苦しみを押し込めながら生きるのぶえさんと、それに対峙しながら少しずつ運命を変える気持ちに導く泰子さん。


劇的なものは何もないのに、なぜか劇的なものを観た…と思わせられる舞台でした。



観劇後

のぶえファンと泰子ファンが少ない脳みそをフル回転させて、ああでもないこうでもないと感想を言い合う。

ふと、そばで聞き役に徹するもう一人の友人に「アンタはどう思たんな?」と聞くと。


「うーん、……なぁ」


運命に抗わない女。



少ない脳みそを使うことに疲れたワシらはいそいそと忘年会へと向かったのだった。


ま、今年のラストがこれで良かった。

だって、なんか賢そうやん。


そんな風に思うことこそバカっぽいけどな。


来年もいっぱい観たいな〜