この記事は、穂吉のブログの「2012-05-28 17:06:19」にUPした『日本の神話14. 第一部 創世  第二章 高天原にて』という記事を再編成してUPしています。



最初のお話し 『日本の神話01』     前回のお話し 『日本の神話13』



 ほどなくして須差之男命は、戦装束(いくさしょうぞく)の天照大御神様の御前に現れました。

『弟よ、なぜおまえはこの高天原に来たのだ。』

 天照大御神様がお声をかけられました。

 須差之男命は答えられます。

『姉上、私は姉上に叛(そむ)く気などはございません。母がいる国に行って、母に会いたいだけなのです。その前に姉上に会い、今に至る事情を理解して貰いたかっただけなのです。決して邪(よこしま)な気持ちで、この国に参ったのではありません。』

 須差之男命は、母に会いたい事が原因で、父である伊邪那岐大御神様に地上を追放されたことなど、ここに来るに至る事情を話しました。

 しかしその言葉だけでは、とても須差之男命を信用することなど、天照大御神様には出来ませんでした。

『お前が語ることが事実であるかどうか、どうして確かめることなど出来ようぞ。』

 天照大御神様はそう問いかけます。

 すると須差之男命はしばらく考えた後に、

『では誓約(うけい)をし、子を生んでみるというのはいかがでしょう。私の心は潔白ですから、優れた子が必ずや生まれることでしょう。』

 天照大御神様はこれに同意し、早速、誓約を結び真偽のほどを確かめる事にしたのです。



- 追 記 -

『誓約(うけい)』とは、神にこの先の事の成り行きをあらかじめ誓い、実際にその通りに事が起こるかどうかを占ってみることです。
ここでの『誓約』とは、須差之男命様の『身の潔白を証明する』ために、お互いに子を産みあい、どんな子が生まれたか?という事で定めようと言っています。


ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

おしまい。
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