この記事は、穂吉のブログの「2012-05-15 19:23:36」にUPした『日本の神話01 お話しのはじまり』という記事を再編成してUPしています。
どのような言葉でも言い表せない、ただ混沌(こんとん)としたものから天と地が分かれた瞬間にこの世界が誕生しました。
そのとき、神々が住まう聖なる世界、『高天原(たかまがはら、たかまのはら)』に誕生されたのが「天御中主神」様(あめのみなかぬしのかみさま)、「高御産巣日神様(たかみむすびのかみさま)」、「神産巣日神様(かみむすびのかみさま)」の三柱の神々でした。
天御中主神様は天の中心にあり、全てを支配する存在として誕生しました。
また高御産巣日之命様と、神産巣日之命様は、万物を生み出す霊力を持った特別な神として誕生したのです。
そののち高天原には、次々と神々が生まれていったのです。
こうした神々のご誕生の節目になったのは、「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)様と「伊邪那美命(いざなみのみこと)」様という二柱の兄妹の神の誕生でした。
この二柱の神は、『地上に新たなる世界を作る』という使命をもってお生まれになった神様です。
しかしこのころの『大地』は、『天』と何とか分離をしたものの、『地』とはとても呼べない状態で形も何も出来てはいなかったのです。
そこはまるで『水に浮いた油』のような、はたまた『水面に漂うクラゲ』のような何とも頼りない状態だったのです。
そこで伊邪那岐様と伊邪那美様よりも先にお生まれになった神々は、
『しっかりと地に根を張った、ゆるがない国土を生み出しなさい。』
と、この男女の神に命じて送り出したのです。
~ 本日は、これにて ~
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
おしまい。