慶応大学に合格した生徒のサポート | 大学受験対策のプロ

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特に、化学や日本史を克服するにはどうすればいいのかを中心に、受験全般の話題も取り扱っています。

今回は、昨年の生徒で

慶応大学に推薦で

合格した生徒について

ご紹介したいと思います。

 

彼から連絡が来たのは、

高3の5月末でした。

そこから翌年の2月まで教えました。

 

教えた科目は化学がメインで

数学は、本人が苦手な単元を

部分的に教えました。

 

問合せを貰った時に彼が言ったのは

「某有名予備校に通っているのですが

カリキュラムを見たら、これでは

どう考えても入試本番には間に合わない

ような気がしました」と。

 

なので間に合うように教えて欲しいと。

 

これは実際問題その通りで、

某有名予備校では(大手の予備校です)

化学は現役高3生用として4月から

授業が始まるみたいなのですが、

高3スタートで化学をゼロからやるなら、

普通に授業を週1で行えば

本番までにギリギリ間に合うように

するのが関の山でしょう。

 

ということは

高3の1年間の模試は

全て犠牲になる事を覚悟しないといけません。

 

そして学校の定期テストも

全て犠牲にする事を覚悟しないといけません。

 

なぜならば

大手予備校の授業では

高3の前半は

高1・2で習った分を

授業で進める所から

始めないといけないからです。

 

実際教えてみて、彼は

化学の問題が殆ど解けない状態でしたが

飲み込みが早かったので

こういう提案をしました。

 

週2でやって、高1高2で習う分(理論)

と高3でやる分(無機・有機)を

同時に進めていくのはどうかな?と。

 

これなら、模擬試験にも少しは対応出来ながら

学校の定期テストにも対応出来るからです。

 

本人が快諾してくれたので

この方針で進めていきました。

 

高校生にとっては、

目の前の定期テストが出来るように

教えて貰える事が

やる気を出すためには

とっても大事です。

 

私から習い始めて最初の定期テストでは

学校のテスト範囲に合わせていく形で

授業を高速で進めて

一気に追い付く事が出来ました。

 

お陰で彼は定期テストが良い成績になり

今までそこまで良い成績じゃなかった化学が

割と上位の成績になったそうです。

 

そこからは

目の前の模試用に対応しながら、

学校が進める有機化学にも

対応できるペースで進めていったので

見る見る実力を付けていきました。

 

さすがに模試では良い成績は

出せませんでしたが、

学校の定期テストはそれ以降ずっと

好成績を納めていきました。

 

高3の秋には

大体受験レベルに到達してきて

模試にも通用するレベルに

近付いていましたが、

模試のタイミングにはあと一歩及ばず

模試で結果が残せなかったのが

私としては残念でした。

 

しかし、実力が付いてくるのが

本人にも分かったみたで

模試で出来なかったとしても

「あと少しで解けたのに」

という手応えが

もっと頑張ろう!という気持ちを

掻き立てていったようでした。

 

そして学校側から推薦の話を

貰えたみたいで

無事に慶応大学に合格しました。

 

彼が言うには

化学が良い成績になったお陰で

評定が基準に達したので

推薦の話が貰えました、と。

 

なので、もし化学がこれだけ

出来ていなかったら

この推薦の話は無かったです、と。

 

この生徒を教えてみて

改めて思ったのは

スタートダッシュをする事が

どれだけ大事かということです。

 

戦略としては、学校を無視して

受験本番だけを見据えて

1つ1つ順番に身に付けていく事も

有りだと思いますが、

それだと短期的な目標がなくて

本人がモチベーションを上げていくのが

難しくなります。

 

しかし目の前の定期テストが

出来るようになりそうなら

彼らは自分の持てる力を120%出して

頑張れるのです。

 

この頑張り方があったから

高3の後半では受験レベルまで

到達出来たと思うし、

予定外の推薦の枠まで

貰える事態が生まれたのだと

思います。

 

多くの人は、受験が近付くと

アクセルを踏んで頑張り出しますが、

高校生が危機感を持って

頑張り出すのは高3の夏前

くらいからでしょう。


そこから受験までは実質的には

7〜8ケ月です。しかし、

その期間で取り返せるほど

受験勉強の量は甘くないです。


つまり、それではもう遅いのです。

 

遅れを取り戻す時は

まずは最初にスタートダッシュする事が

何より大切なのです。

それによって成績が上がると、

それが本人のモチベーションになり、

今まで以上に頑張れるようになる。

それが更なる好循環を生むのです。

 

そうすると、推薦のような

思いもよらない選択肢も

出てくるようになったり、

受験出来る大学の選択肢も

増えていくワケです。

 

この事については詳しくはコチラ



 

いろんな生徒を教えてきて

後から振り返った時に

結果として上手くいった生徒は

大抵の場合、遅れを取り戻すために

最初にスタートダッシュをした生徒です。

 

この生徒も、私の提案で

習うのを週2にしたから、

一気に遅れを取り戻せて、

後々の成績の上昇や推薦枠の獲得に

繋がっていったと思います。

 

勿論、本人にとっては

目の前の学校の授業や課題などが

大切なのはよく分かります。

 

でもそれらの授業は、

付いていけなくなった状態で

どれだけ学んでも

身に付いていきません。

 

言ってみれば、チェーンが付いてない

自転車のペダルを

必死で漕いでいるようなものです。

 

遅れを取り戻したかったら

まずはチェーンを繋がないと

前に進まないので、

一生懸命ペダルを漕ぐ前に

まずはチェーンを繋ぐ事が

最優先でしょう。

 

そのチェーンを繋ぐ作業が

「遅れた分を取り戻す作業」です。

 

これを最優先かつ最短でやらないと

後々になって、

いろんな選択肢を失います。

 

逆に、

最初にスタートダッシュをした人は

後々これだけ可能性が広がり、

好循環が好循環を生み

良い方向へと向かっていくのだと

思います。

 

ちなみに、彼が数学で悩んでいた

ベクトルと確率は、

学校や大手予備校でいくら習っても

ちっとも出来るようにならなかったのに

私から習った後は

それぞれ数回の授業で克服して

直後の模試ではその単元はバッチリでした。

 

私の授業では、

形で教えるのではなく

解き方を感覚的に理解出来るように

教えていくので、

このように弱点克服が容易になります。

 

分からないままズルズルと

授業を聞いても

出来るようにはなりません。

 

まずは分かってない部分を

分かるようにする事から始めるのが

最短の道だと思います。

 

そのお手伝いをするのが

私の授業の特徴です。


ちなみに、彼が私に

問い合わせるキッカケになったのは

彼のクラスメートが

元々私から習っている生徒

だったからです(笑)

2人は仲良しみたいで

日々私の生徒から

私の授業の内容を聞いてたみたいで

予備校のカリキュラムを見た時に

私の授業の方が良さそうだと

思ってくれたみたいです(笑)


心から感謝。

 

↓の講座はまさに

化学においては

チェーンを繋ぐような内容です。

これが出来ずして

化学の克服はあり得ないという

1番土台になる内容です。


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