多くの学生が
大学受験を意識するようになるのは
高３になってからです。
しかし、高３になってからでは
ほぼ受験の勝負は付いてしまっている
と思って下さい。
その理由は、
高３のスケジュールにあります。
公立高校を始め、私立の超進学校でも
高３の１年間は、模擬試験の量が
物凄く多いのです。
６月以降は、定期テストを除いたとしても
月に２回以上は模試があります。
つまり、１ケ月の中で土日の半分は
模擬試験でつぶれるワケです。
そして、模擬試験を受けた次の週は、
模試の復習で圧倒的に
時間がつぶれるでしょう。
模試の復習というのは、
ちゃんとやろうとすれば
案外大変なんです。
そうなると、現実的には
自分の勉強を進める時間というのは
ほとんど無いのが高３の現実です。
生徒の中には、模擬試験を受けても、
そのやり直しはぜずに
自分の勉強を押し進める生徒も
出てくるでしょう。
しかし、それは受験勉強の仕方としては
一番致命傷になる悪い勉強の仕方です。
なぜならば、模擬試験の問題こそ
受験でもっとも重要な勉強の結晶だからです。
それを無視して
自分のやり方を押し進めるのは、
わざわざ結果が出にくい勉強法を
選んでいるのと同じことです。
さらに言えば、
そもそも模擬試験を受けるだけでも
高３の１年間で
莫大な時間が潰れます。
それだけの時間を犠牲にして
模試を受けているのに、
その時間が身になる過ごし方を
していない時点で
もはや時間を垂れ流しているも同然です。
そんな過ごし方で
受験が成功するワケがありません。
私の体感で言えば、
高１～高３までの中で
生徒に与えられた勉強時間の配分を
分かり易く例えるならば、
高１と高２の勉強時間が
それぞれ1000だとしたら
高３で与えられた勉強時間は
200～300くらいでしょう。
それくらい、高３には、そもそも
勉強する時間がないのです。
そう考えると、
受験勉強で時間を有効に使うには
高１と高２の莫大な時間を使うのは
必然です。
そしてその時期に、
受験に直結した「受験用の勉強」をするのが
とても大事になってきます。
なぜなら、学校の勉強と受験の勉強は
似ているようで全く違うからです。
多くの浪人生が言うのは、
「学校で習ってきた勉強と、
予備校で習う勉強は全然違う」
ということです。
実際、大手予備校で浪人経験のある私も
全く同じことを思いました。
都市部では、高校に通いながら
大手予備校に通う生徒も多いですから、
現役高校生でありながら
それを体感している学生も多いでしょう。
しかし、現実的には東京や大阪、
名古屋、福岡などの都市部でなければ
高校生のうちからそういう授業を
受けることは出来ません。
最近では映像で受講できるような環境が
調ってきて、
地方の生徒でも全国レベルの授業を
受講出来ている生徒も増えてきましたが、
どれくらいのペースでやればいいのかを
本人達が分かっていなかったり、
オンライン授業を聞いても、
分からない部分が解決しなかったりして、
結局は、
大手予備校で直接習えるほどの成果は
得られていないのが現状です。
だからこそ、高１や高２のうちから
予備校レベルで受験に直結した勉強を
直接教えてくれる先生に習うことが
物凄く重要になってきます。
成績が悪くなってから「さてどうしよう？」
と考える生徒や親御さんが多いですが、
それでは遅過ぎるんです。
受験のプロから見た時、
生徒や親御さんが「やばい」
と思うタイミングは
実際には手遅れの時なんです。
もっと早くから相談して貰えれば
受験の事についても、勉強の事についても
詳しいお話をして良い対策が出来たのに、
…と思うことがよくあります。
現時点で
程よく学校に付いていけているのであれば
是非その段階でご相談頂きたいです。
なぜなら、殆どの高校生が、高１や高２で
そこそこの成績だったとしても、
高３になった途端に
受験では全然通用しなくなるからです。
そして高３で通用しない事に気付いた時には、
もう遅いのです。
早めにご相談頂ければ、
高１や高２の莫大な時間を
効果的に活用して受験のための対策が出来て、
それがそのまま、高３になった時に
「早めにやってて良かった」
と思える結果に結び付きます。
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