「大人になるってどういうこと?」

について考えるのがここ最近のテーマでした




昨日の続きです

↓↓

年齢とは関係なく

大人になる瞬間って人それぞれにあると思います



私の場合は

新しい経験をして視野が広がった時や

自分の弱さや幼稚さに気付いた瞬間



もうひとつは

「今」の自分の役割について考えた時

でした



私は結婚して栃木から広島に来て

両親とは物理的な距離ができたことが

精神的にとても楽になりました


20代の頃は

一人暮らしをしたり

病気がひどい時は実家に戻って暮らしたりを

繰り返していたのですが


やっぱり親の近くにいると

「娘」で「子ども」の役割から

抜けられなかったです



外で仕事をして

生活費をいくらかは家に入れていても

親からは「1人の自立した大人」とは

見られていないし


私も自身も「娘」で「子ども」で

いる方が楽だったし


「娘」で「子ども」でいた方が

親を喜ばせている一面もあったと思う不安



(うちの親は私が幼い頃から

遠くに嫁に行くなと呪い言い続けていました)


(の割に父は育児なんてしなかったし

母は兄に夢中で私のことは放置気味だったけど)





大好きだった祖母と




そして娘を産んでから

「親」の目線で自分の親を見た時に

なんかもう信じられなくて驚き



例えば

私は娘に毎日何回も

「かんわいいいいい飛び出すハート

産まれて来てくれてありがとうねぇぇえ

大好きよぉぉ大好きよぉぉニコニコ

と言わずにはいられないのだが



私は親に「かわいい」と言われた記憶がない


「産みたくなかった」

と言われたことはあっても

「産まれて来てくれてよかった」とか

「産まれて来てくれてありがとう」なんて

言われたこともない


「あなたが大切」とか

「母にしてくれてありがとう」

みたいのもない



何でこんな簡単で自分も子どもも

笑顔になれることが一言も言えなかったのか


そりゃもうそう思ったことがなかったから

だろうけど

(口下手だったからとか時代が…

とか考慮しても)


そんなに心に余裕がなかったのか


そもそも母は父じゃなくて

違う人と結婚したかったらしいし

(子どもにそれ言っちゃう⁈)


父は酒飲みで女好きでギャンブルで借金するし


そんな男との間に産まれた子どもを

育てるのが面倒くさくなったのか


しょうもない男の側にいたら

自分の人生もしょうもなく感じるもんね…


でもそれを分かってて

離婚せず一緒に居続ける選択をしているのは

母だしな


私が「離婚しなよ」って言っても

「あんた達がいるから離婚できない」

って言われたしな



…みたいに

何でそうしてしまうのか

何でそうできなかったのか


そもそも人間が違うし

タイプも違うし



「理解」はできるんだけど

『共感』は全くしなかったのでした



『私の欲しかったお母さん像の母は

この世に存在しなかった』

と認められるまで30年位かかりました



そして

私はずーっとずーっとこんな両親に

『娘』『子ども』として

愛されることに

とーーーーーーっても

執着していたのです



チーーーン昇天


結婚して物理的に離れるだけじゃ

執着は手放せなかったのです



私が

『娘』で『子ども』という役割を卒業して


今は愛する夫の「パートナー」で

かわいい娘の『親』である

と自覚すること


そっちの役割の方が

大切で大事でもっともっと愛したいと

思える役割だと気付いた時



両親に私好みに愛されたい

大好きだよと言って欲しい

私の理想の両親で居て欲しい

みたいな思いがスーッと薄れていきました



(関係性は一生親子でも

役割は成長と共に変化していいよね

大人対大人じゃないと、私は苦しい)



子どもの頃の未消化の想いは

これからも私自身が気付いて

成仏させてあげるからね指差し飛び出すハート


私に好きなだけ愛させてくれる

夫と娘のために(お腹の子も)

私はこれからも自分の愛を注いでいくんだ


やっぱり適切にエネルギー交換できる相手じゃないと良い循環は生まれないのでね真顔

片方が搾取し続けたり

依存しかない関係に用はない



そして

これはあくまで私個人の話であって

結婚しなきゃ、親にならなきゃ

子どもの役割は卒業できないって話じゃないからね



親が近くにいても

お互い境界線が守られていれば

自立した者同士でいい距離感を保てるだろうし



人によってそれぞれだと思うのです



仕事の役割だって

身近な人間関係の中だって

属しているコミュニティの中だって

自分は「大人である」と自覚できるきっかけは

あります






私は自分の愛する家族を持つまで死ねなかった

死にたくなかったんだなぁ

と感じています



あなたは今

どんな場所で何の役割を担っていますか?



その役割が

あなたの心をホッとあたためて安心させたり

喜びを感じるものでありますように