実家を片付けて出てきた戦利品、その5。
ミノルタ35は昭和22年、千代田光学精工が「ライカに追いつけ追い越せ」ということで当時のライカを真似て、キヤノン、レオタックス、ニッカについで企画開発販売された35mmレンズ交換式カメラです。正確には「35mmレンズ交換式距離計式フォーカルプレインカメラ」というそうです。世界初のセルフタイマー搭載。持った感じはずっしりと見た目より重たいです。
実家を片付けた戦利品 その1/Nikon AF Nikkor 70-210mm F4-5.6
参考ページ:MINOLTAN
この「フォーカルプレイン」というのはよくわかりませんが、どうやらフィルムの直前に付けられたシンプルなシャッターのことらしいです。F型は1952年2月~1953年2月の1年間に生産されたモデル、シリアルナンバーは「20001」から始まりますがこれは「24515」なので、1952年(昭和27年)の夏頃に生産されたものだと思います。
千代田光学精工(ミノルタ)初のレンズ交換式カメラで、その形から「梅鉢レンズ」と呼ばれるスーパーロッコール45mmF2.8が付いています。
当時は裏蓋が開くのも画期的だったようです。
セルフタイマーもシャッターボタンも動きますが、シャッターが動作しません。
いちおう純正の皮ケースが付いてます。父親が20才のとき思い切って買ったそうですが、
大卒の初任給が1万円くらいのとき4万円したそうなので、なかなか捨てられないわけですね。ヽ(;´ω`)ノ
オーバーホールに出すと当時の定価くらいかかりそうなので、どうするか考え中です。