今日は西日本や日本海側では大雪になり、テレビを見ていると長崎や鹿児島でも雪だるまが出来るくらいに積もっているのにはビックリです。埼玉の方は今回ほとんど降っていないのですが、先週、18日の月曜日は関東地方でも大雪になり、バスや電車が大幅に遅れて大変でした。
路面に5～6センチくらいの雪でしたが、そもそも長靴を持っていない生活をしていると、年に一度有るか無いかというこうした事態に対応できず、しかも幸か不幸か朝から雨に変わっていて、全く情けないことになってしまいました。
ただ当社としては、翌日の19日に恒例の新春交歓会と、更に今年は新社屋のお披露目会を予定していたので、雪が一日ずれてくれて本当に助かりました。月曜日の雨で相当解けていたのと、火曜日は朝から太陽が燦々としてとてもいい天気だったので、結局ほとんど影響がない状況になったのはラッキーでした。
新春交歓会の第Ⅰ部は、松元ヒロさんによる「憲法の力・平和の力で商売繁盛」というテーマで90分間のソロライブ・パフォーマンスです。12月に「安倍政権を笑い倒す」という佐高信さんとの対談集を紹介させていただきましたが、さすがにナマは違います。
録音、録画はダメということで、もう一度聞けないのが本当に残念ですが、私たち見ている人も巻き込んだ自虐ネタなど、笑いっぱなしで最高でした。あれだけの内容は、確かに著作権の問題もさることながら、流出するとちょっと芸人生命に関わるものかもしれません。なんて・・・
安倍首相の舌足らずな演説口調や口元をグイッと右上がりにゆがめて喋る麻生大臣のモノマネで、暴走を続けるアベ政治を笑い倒すだけでなく、それを側面から支えている公明党への批判もありました。
ただ自民党や公明党、また創価学会にしても、一人ひとり個人のレベルでは違うということ、アベ政治に危機感を持ち批判している人たちへのエールを送ることも忘れていないのはさすがだなと思いました。
また亡くなったフォークシンガーの笠木透さんを偲び、私なんかも学生時代によく歌った懐かしいフォークソングを歌い、障害者や高齢者など社会的弱者が大切にされる社会をつくって行くために、頑張っている大勢の人たちがいることを紹介して熱いエールを送っていました。
ソロライブ最後の演目は「憲法くん」というもので、今まさに安倍政権によって日本国憲法が亡きモノにされようとしている時に、松元ヒロさん自らが憲法になり替わって、その存在意義を主張するパフォーマンスです。渾身の力を込めて憲法前文を表現する姿にはすごい迫力がありました。
そう言えば、お正月早々から国会が始まり、その中で安倍首相は露骨に憲法を変える意欲を示しています。しかもドサクサまぎれに「緊急事態」には人権すらも制限できる超越的な力が総理大臣に与えられるという「緊急事態条項」を入れようというもので、そもそも憲法というものが国民ではなく国家を縛るものだという基本のキが理解されていないことに愕然とします。
今回の新春交歓会、新年らしく楽しく笑いながらも、冗談抜きで危険この上ない総理とその取り巻きに抗して、日本国憲法をなんとしても守らなくてはならないという熱い思いが伝わってくる松元ヒロさんのライブ・パフォーマンスでした。