それから数日が過ぎ、運送会社の組合ゴルフコンペの準備が本格化してきた。
組合の事務を担当しているのは、あの彼女。
幹事である私は、彼女と打ち合わせをするため、資料を作成し、彼女の会社へ持って行くことになった。
手を繋いだあの日から、何度か電話やショートメールで仕事やプライベートの話をしていた。
でも、あの日以来、実際に会うのはこれが初めてだった。
資料を渡すだけの簡単な打ち合わせのはずなのに、緊張が抑えられなかった。
あの瞬間が、私たちにどんな影響を与えているのか、それを確かめる日が、いよいよ来るのだと感じていた。
彼女の会社の扉を開ける時、心臓が大きく高鳴った。
その先に待っているのは、仕事だけではない何かがあるかもしれないという期待と不安。
次に会う彼女がどんな表情で私を迎えるのか、予想もつかなかった。
その扉の向こうで、何が始まるのだろうか。