彼女の父親(社長)から飲み会の段取りを頼まれたその日のうちに、先輩に連絡して予定を確認。
そして、すぐに彼女の父親に連絡を取り、金曜日に集まって飲み会をすることが決まった。
それまで順調に進んでいたが、ふと気づいたことがあった。
この席に彼女は呼ばれるのだろうか?
もちろん、社長就任のお祝いがメインで、彼女はその場にいなくても不自然ではない。
だが、せっかく彼女と再会できるチャンスだと思っていたのに、もしかして呼ばれないのでは…という不安が頭をよぎった。
「俺が社長に『彼女も呼んでください』ってお願いするのも変だし、先輩に頼むのも不自然だよな…」
そう自分に言い聞かせながらも、心の中では彼女と一緒に飲み会に参加したいという気持ちが強くなっていた。
悩んだ末、思い切って彼女に連絡することに。
「呼ばれるよね?参加したいって言ってみて…」
そんな不安げなメッセージを送ってしまった。
その日の夕方、彼女から電話がかかってきた。
意外なことに、彼女の父親の今の奥さんが彼女を誘ってくれたのだという。
ちょっと複雑な話になるが、彼女の父親は3回結婚していて、彼女は1回目の結婚で生まれた娘。
今の奥さんは3人目の妻で、現在は父親を会社でサポートしているらしい。
詳しい事情は聞いていないが、彼女にはその関係に対して少し複雑な思いがあるようだった。
ただ、今回に限ってはその奥さんのおかげで、彼女も飲み会に参加できることになったという。
この知らせを聞いて、胸の中のもやもやが一気に晴れた。
金曜日が待ち遠しくなり、あの日の再会から始まった気持ちが、また動き出しそうな予感がした。
ただ、それが良い方向に進むのかどうかは、まだ誰にもわからない…。