1次会が終わり、2次会の会場に向かう前に、皆で記念写真を撮ることになった。
あの瞬間、全員が揃って写真を撮るのは大切な思い出になると思ったが、何よりも印象的だったのは、自然と彼女が隣に立っていたことだ。
シャッターが切られる瞬間、私は心の中で少しだけ高揚感を感じた。
後でその写真を見返すと、今でも大事にしているほどの一枚になっている。彼女と隣同士で写っているのが、何とも不思議な運命のように感じていた。
写真撮影が終わっても、彼女の隣を離れることはなかった。
2次会の会場に向かう道中でも、彼女と会話を続けていた。話す内容はそれほど特別なものではなかったが、彼女と過ごす時間が心地よく、自然に笑顔になっていた。
2次会会場に到着し、席に着くと、年下の私と彼女は端の席に案内された。
カウンターに座る形になり、再び隣同士の席になった。
会場全体は賑やかで、スナックのママさんや社長さん達が楽しそうに話していたが、正直その会話が全く頭に入ってこなかった。
私の意識は完全に彼女に向いていたからだ。彼女が隣にいる、それだけで心がいっぱいになっていた。
彼女と少しずつ会話を交わしながら、時折笑顔が見えると、2次会の時間があっという間に過ぎ去ってしまった。
気がつけば、2次会が終わり、お開きの時間になっていた。
皆を見送り、2人きりで駅に向かうその時、再び彼女と一緒に電車に乗って帰ることが決まった。
駅までの道のりで、再び彼女と二人きり。
何も特別なことを言うわけではなかったが、彼女と過ごすその瞬間は、私にとって特別な時間だった。
帰りの電車でどんな会話をするのか、それがまた楽しみでもあり、不安でもあった。