課題が残った残暑見舞い | 富山県のイラストレーターブログ

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富山県で絵描きとして活動中のだいごろうのアート作品ブログ。

 

 

 

先日、遅れながら、『残暑お見舞い』のハガキを投函した。

 

プライベートでお付き合いがある人たちではなく、

そのほとんどが、絵描き士・だいごろうとして、

イラストレーターとしてお付き合いいただいている方々だ。

 

今年、1月に送られてきた年賀状を見ながら、

もしくは、こちらが出すよりも先に、送られてきた『暑中見舞い』のハガキを見ながら、

お一人お一人に、メッセージを添えた。

 

俺は、住所と名前が分かっている人たちへ、

連絡先を交換したことがある人たちへ、

自分勝手に、年賀状や、残暑見舞いを送りつけているだけだ。

 

俺が、一度繋がった『ご縁』を切りたくなくて・・・。

繋がっていたくて・・・。

友達じゃなくても、知人でもいいから、『ご縁』で結ばれていたくて・・・。

相手を想い、メッセージを書いている。

 

こんな自分勝手な俺が、今回送り付けた枚数は、65枚。

こんな俺に、返事を書いてくださっている方々は・・・

俺に、届いていた年賀状は、プライベートを省いて、45枚だった。

あとの20枚は・・・20人の方々とは、

ハガキ以外のやり取りが無いため、生きておられるのか・・・

今、どういう状況なのか・・・知る由が無い。

SNSで繋がっていれば、まだいいが、それすらもなく、

相手のブログも更新が止まったままだと、もう生存が分からない。

ただただ、相手が元気に生きていることを祈って、送った。

 

 

 

イラストは、試行錯誤した。

いや、俺はセンスも技術もないから、

イラストで試行錯誤してないものは、ほとんどない。

 

スラスラと何も考えずに描いたものは、青ペンで落書きする時だけかな。

 

今回は、子供が夏休みに入っているため、

通常の絵仕事すら時間がとれず、真夜中、寝ずに・・・

数日に分けて、描いたものだった。

 

 

 

(ここでは彩色してないものだけ掲載します。

実際は、しっかり彩色したイラストを印刷して送りました。)

 

 

 

見ただけで、「ひんやり」とした空気を感じられるような・・・

一瞬だけでも暑さを忘れて、「涼」を感じてもらえるような・・・

そんなイラストを目指した。

 

ただ、喜んでもらいたくて・・・その一心で描いて、送ったものだった。

 

 

 

まぁ、じつは、このイラスト・・・、

最近、ネットで流行っているというか、ツイッターで

人気になっているイラストレーターさんたちのイラストを見て、

自分も、その作風をマネてみようと試行錯誤したイラストでした。

最近、流行っているのは・・・

「顔がアニメ絵で、体がやたらとリアル」という描き方です。

その方々のイラストは、どう見てもアンバランスなのですが、

それをアンバランスに見せず、『魅せる』イラストを描いてらっしゃる。

うまく『融合』『調和』させてるんですよねぇ・・・。

俺には、その技術が、まだ足りなかったようです・・・。

 

 

 

今まで、そこまで深く考えずに描いて、送り付けていたのだが、

当然ながら、プライベート以外で繋がっている『ご縁』の方々は、

俺と同じように、絵描きさんが多い。

 

同じ絵描きだから分かるけど、『絵描き』という人種にも、いろいろある。

 

ただただ、送られてきただけで、嬉しく感じる人や・・・

 

絵の欠陥を指摘してくる人や・・・

 

絵の欠陥に気づきつつも、見えない努力量を感じ取って、

あえて何も言わず受け取ってくれる人や・・・

 

自分のSNSやブログで紹介してくれて、

俺の存在を広めようと、宣伝してくれる人たちもいる・・・。

 

 

 

じつは、かれこれ10年近く、俺は自分勝手に送り付けていて、

この数年間、わざわざ指摘してくる人はいなかった。

それが、今回、初めてイラストの欠陥を指摘してくれた人がいた。

まぁ、こちらは添削してほしくて送ったわけじゃなく、

純粋に喜んでほしくて、寝ないで描いたものだったので

それなりにショックだったけど・・・不思議と腹は立たなくて。

 

もしかしたら、その人だけじゃなく、今までも、

ツッコミどころ満載のイラストを送りつけられて、

モヤモヤした気持ちのまま受け取ってくれていた人たちもいるのかもしれない。

今回は、そのことに気づけただけでも、収穫だ。

 

・・・とはいえ、欠陥に気づけても、それをどう直せばいいのか

分からないのが現状だから、欠陥のイラストしか描けないのが、今の俺なのだ。

今、現在の、俺の実力は、その程度と思ってもらうほかない。

 

欠陥に気づけたからと言って、それだけで絵がうまくなる人はいない。

そこから、また、描き続けて、描き続けて、描き続けて・・・

というか、これは何も『絵描き』だけに留まる話ではなく、

世の中、すべての職業に通じることだけど。

 

今年よりも来年・・・来年よりも再来年・・・

少しでも、少しずつでも、うまくなっているかな?

あんまり変わらないかな?

上手くなりたいな。

 

そういう想いを、今一度、思い出せたイラストでした。

 

 

 

受け取ってくれた方々、ありがとうございました。

また、描きます。