中学受験の伴走をしていた時には中学受験鉄人会の算数予想問題も利用していました。
当時はSAPIXと四谷の組み分けテスト対策がありましたが、最近グノーブル向けも出来たそうです。
グノーブルはSAPIXから派生してできた塾と聞いています。
どんな感じの問題なのか見てみました。
そんなにSAPIXと四谷の組み分けテストと問題傾向が違うわけではないようです。
そんな中で、面白いなと思った問題。
通称、キセル算、もしくは部分分数分解の問題です。
まず分子の3が共通なのでくくってあげると
=3×(1/10+1/40+1/88+1/154+1/238)
まさかここで通分するなんて考えないですよね。
何かうまい手があるのではないかと考えるのが中学受験算数の常識。
10=2×5、40=5×8、88=8×11、154=11×14、238=14×17
と見事に2,5,8,11,14.17と公比3の等差数列の数字が出てきます。
そうなると、
=(1/2-1/5)+(1/5-1/8)+(1/8-1/11)+(1/11-1/14)+(1/14-1/17)
=1/2ー1/17
=15/34
キセルなんて言葉を知っている小学生はいないでしょうが、
数Ⅲで使う部分分数分解を使った問題でした。


