乗り鉄散歩5 四日市あすなろう鉄道1 | 臨時急行「だいご」の乗務日誌

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近鉄名古屋線の高架下に駅を構えるのは、四日市あすなろう鉄道のあすなろう四日市駅。


見落としてしまいそうなくらい小さな駅ですが、これから乗る車両もまた小さいです。


元は近鉄だったのが上下分離され、四日市市が施設や車両を保有し、近鉄と四日市市が出資した新会社が運営しているので、車両はリニューアルされ綺麗に一新されたものの、ところどころに近鉄時代の名残を感じさせます。


小さな車両が大きく体を揺らし、狭い線路を走って来ました。この鉄道は線路幅が762㎜のいわゆるナローゲージの路線です。


近鉄名古屋線の高架下に佇む260系。見た目は新しそうですが、かなりの年代ものの車両で、徹底的にリニューアル工事をして新車のような顔をして出発を待っています。


行先表示は看板という昔ながらの方式。

2路線あるうちの、まずは八王子線の西日野に向かいます。


新車にしか見えない程に徹底的に改造されています。座席は固定式で、座る場所によっては反対向きになることもあります。


運転台は真ん中。小さな窓から運転士さんの頭が覗かれます。


10分程で八王子線の終点西日野に到着。

電車もさることながら、駅舎の天井も低いです。


車体は小さいですが、パンタグラフは普通のものを使用しているのか、やたらと大きく感じます。


今は西日野が終着駅となっていますが、かつては2駅ほど先の八王子まで繋がっていたようで、駅前の案内板がそれを何も知らない今の世代に伝えています。


遊園地の電車といえば失礼ですが、でも、やはり小さく狭い車体は可愛らしさすら感じますが、しっかりと地元に根付いているようです。


さて、出発時間が迫ってきましたので、折り返しの電車に乗り込みましょう。


『なろうグリーン』という愛称が車両に名付けられているようです。


出発前に運転台からこれから進む方向へ見てみます。ナローゲージだろうが何だろうが、やはり立派な鉄道です。


この後、2駅先の日永まで戻ります。