リドリー・スコット監督のナポレオン、間も無く公開ですね。

これも是非観たい。

この大先生、今年で85歳ですって。

宮崎駿監督もまだいけるよ!


今日は

テルマ&ルイーズ

紹介していきます。







  こんな人にオススメ!

毎日なんだか鬱屈としてる人






  あらすじ

ルイーズはウェイトレスとして働く独身の女性。

親友で専業主婦であるテルマと休日にドライブ旅行に出かける。

途中立ち寄ったバーでテルマは不幸にも他の客に強姦されそうになる。

助けに入ったルイーズはその客を銃で撃ち殺してしまった。

週末の気晴らしのドライブ旅行は一転、決死の逃避行となってしまう。






  賛否両論、だからこそ観てほしい!

はい、今日のバディものの時間です。




この映画、テルマ&ルイーズは女性のバディもの。

そしてロードムービーです。


しかし今まで紹介したバディもののような陽気で愉快な、というわけにはいきません。


なんせ殺人犯の逃走劇。


監督はリドリー・スコット監督。

ブレードランナーとかエイリアンとかグラディエーターとか。

どれかご覧になったなった方は結構いらっしゃるかもですね。


当時、強く抑圧されていた女性の自立を意識しつつ、

1970年代に流行した反体制的メッセージを込めたアメリカンニューシネマの文脈に乗せた自由への挑戦、

というのがザックリとしたこの映画の背景でしょうか。


公開当時は女性にウケつつもラストの衝撃的な展開で賛否が大きく分かれたようですが、

むしろ今のが万人に刺さるかなと僕は思ってます。

ほら、現代って女性はもちろん男性も押し並べて抑圧されてるじゃないですか。


この閉塞的な現代において、自由を求めてアメリカの広大な道路を爆走する二人がめちゃくちゃ輝いて見えます。

マイカーを駐車場から出すのにも四苦八苦する家に住んでる僕からすると、あの広い道路走り回れるだけで羨ましい。


ルイーズはしっかりものでテルマはオドオドした引っ込み思案。

どこにでもいるごく普通の中年女性のお友達ふたり。


この2人が自由への逃避行を通じて解放されて変わっていく。

特にテルマの変化は目覚ましく、中盤から終盤にかけてはオドオドした専業主婦は画面のどこにもいません。

イケメン女子です。


だんだんと大胆になり、半グレというか半ばギャングのようになっていく二人ですが、

その逞しい姿のカッコいいこと!


前述の通り賛否両論が強い映画です。

曰く犯罪を助長するとか、ラストの展開的に○○を助長するとか。

本当に映画を観たのか?というトンカチな批判です。

変に大人ぶった客観視をして悦に浸るんじゃないと。


この映画を自分ごととして入り込んで観ると、そんな感想は絶対出てこないはずです。


自分でもよくわからない自分らしさが誰しもにあります。

そんな自分になれるだろうか、と内省をするひとつの機会になる素敵な映画だと思います。


もちろん強盗しようぜ!銃ぶっ放そうぜ!と推奨してるわけではなありませんので悪しからず。


是非お試しください!


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