今日は

英国王のスピーチ

紹介していきます。







  こんな人にオススメ!

近代歴史ものが好きな人

スポ根が好きな人

バディものが好きな人






  あらすじ

イギリス王家のアルバート王子は吃音症であり、公務の際のスピーチを苦手としていた。

ある日、アルバート王子はエリザベス妃に紹介されたライオネル・ローグという言語聴覚士の元を訪れる。

ローグは変わり者で、ロイヤルファミリーである王子を愛称で呼び、対等な関係を求める。

アルバート王子は彼の率直で不躾な態度に腹を立てるが、ローグの言語聴覚士としての実力、そしてその人柄な惹かれていく。






  静かに熱い熱血作品

一種のバディものなんですかね。

師弟作品とも言えるかも。


 訴えかける、喋りかけるというのが良きにつけ悪しきにつけ、どれだけ人の心を動かすか、

そして実力や人柄が備わっていてもそうした面でどれだけ人が損をしてしまうかを描いた作品です。


戦争の話はなかなか言い難いところもありますが、昨今のロシアウクライナ情勢を鑑みるに、

ゼレンスキー大統領はこれを強く持っているなと感じます。

流石元俳優。


演説というものの持つ力は実に計り知れないというのは今も昔も変わらないのでしょう。


 作品の内容的な話をすると、とにかくローグのキャラクターが素敵なんですよ。

飄々としつつ、大事なところは頑な。

この大事なところというのはアルバート王子(途中からイギリス王ジョージ6世)の吃音の治療です。


アルバート王子は意固地ですが、真面目だしある種の劣等感と戦うコツコツ型の応援しがいのある人物。


そんな人柄だからこそローグという掴みどころのない男に振り回されてしまいます。


偉い人(ツンデレ)が仙人めいた指導者にフワフワと躱されながら修練を積み実力を蓄える。

そして、二人には師弟愛じみた絆が生まれてくる。


そういう趣旨の映画です。

どうです、面白そうでしょう。


最近紹介した映画に多いですが、



この映画は実話を元にしています。


ノンフィクション映画の良いところは取材対象がハッキリしているので、地に足がついてリアルだというところ。


この手の作品は荒唐無稽な描写が目立つと興醒めですからね、リアルに描かれたこの作品は没頭して鑑賞できます。


にも関わらずこの作品が非常にドラマティックなのは登場人物がそもそも魅力的なところ、

そして描いてるのが時代の転換点であるところ。


そうでありながら王のスピーチの技術という大事だけど地味な点にスポットを当ててる点はオリジナリティバツグンです。

非常に惹きつけられる構造をしています。


 総じて言うと、時代の転換点のニッチな面に着目した、凸凹コンビの師弟愛を描いたスポ根チックな近代歴史もの。


とっつきやすくキャッチー、しかし奥深くエモいと非常に満足感の高い作品です。


是非お試しください!


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