今日は
天使にラブソングを…
紹介していきます。
こんな人にオススメ!
音楽好きな人
小難しい映画はまっぴら!って人
王道な作品を観たい人
あらすじ
「ムーンライトラウンジ」で働くクラブ歌手デロリスはネバダ州を牛耳るマフィアのボスであるヴィンスの愛人。
ある日運悪くヴィンスの殺しの現場を目撃してしまったデロリスは愛人から一転、追われる立場になってしまう。
警察に助けを求める彼女。ヴィンスと敵対関係にあるサウザー警部補はデロリスを証人保護プログラムに基づき匿うことに。
そしてなんとその匿う先は女子修道院だった。
ナイトクラブで歌手をする傍らマフィアの愛人をしていたデロリスは、一転して修道院のシスターとして厳しい生活を強いられることになってしまう。
固苦しい生活に辟易するデロリス。しかし彼女が何より許せないのは修道院の聖歌隊だった。
あまりに下手くそな聖歌隊は聴くに耐えず、デロリスはプロとしてつい聖歌隊にアドバイスをしようと考えるのだが…
一切の湾曲なき王道
この作品の骨子を簡単に書き出すと、
・破天荒で畑違いな主人公が
・自身の特技を活かし周囲から信頼を得、
・ソリの合わない人物(以下ライバルとしておきます)と衝突しつつも周囲を導き、
・仲間たちと手に手を取り合いワルモノに立ち向かう
・ライバルとは和解、深い絆で結ばれる
・無論ワルモノには打ち勝ち、ハッピーエンド。
いかがですか、この首都高のようにカッチカチに舗装された王道。
そしてジャンルは鉄板中の鉄板であるコメディ&ミュージカル。
翼の生えた虎に乗った鬼が金棒を持ってるような映画だとご理解いただきたい。
そしてシスターというビジュアルがまた良い。
デロリス役のウーピーゴールドバーグのシスター姿が、蓮っ葉でフランクな雰囲気が滲み出ちゃっててまぁ似合ってない。
この全く似合わないシスター姿のデロリスが修道院の生活に辟易してる姿が超コミカルなので、
どれだけお約束通りにズンズン進まれても全く退屈しません。
そしてクライマックスの展開。
このシスター姿が最高にゴキゲンに有効活用されるんです。
これは観てほしい、ホントに笑えるし実に小気味良い展開。
先日邦題がよくない映画というのを紹介しました。
この映画は全く逆で、原題は「Sister act」。
それを「天使にラブソングを…」なんて洒落たタイトルにしたのは実に天晴れ。
あまり邦題にケチをつけすぎるのもどうかと思ったので、個人的に邦題界隈最高傑作と思う映画を持ってきてしまいました。
この小洒落たタイトルに反して超王道をいくミュージカルコメディ映画。
200%ハズレない、親の現物並みのド安牌です。
週末のおつまみに、家事の隙間時間にスマホで、家族団欒で、あまり映画を観ない知人と一緒に観るときに、逆にコアな映画ファンと一緒に原点回帰のつもりで。
シーンを選ばず活躍する最高のエンタメ作品。
是非お試しください!